フライの雑誌-第123号

002 釣り場時評96 資源管理ではなく漁業管理を　マグロ釣りの禁止は無茶苦茶だ
水口憲哉

009 優しき水辺 連載第117回　いっつもいっしょ!!
斉藤ユキオ

010 特集◎釣れるスウィング

シンプル＆爽快　サーモンから渓流、オイカワまで
Simple＆Refreshing FlyFishing
with a SWING

流れにクロスしてフライを投げ、水の流れを利用して扇型にフライを泳がせ魚を誘う、スウィングの釣り。時に爆発的な効力を発揮します。

スウィングの釣りはシンプルで爽快。初心者にも簡単に釣れる（こともある）、特に大型が釣れる（かもしれない）のが魅力です。

１mのサーモンも50㎝のニジマスも、尺上のヤマメ・イワナも15㎝のオイカワも、基本的な考え方は同じです。今号は色々なスウィングの釣りの楽しみ方を集めました。

レッツ・スウィング！

013 カラーグラビア
戸出喜信　松田洋一　奥田巌啓　

020 河口のスウィングは未開の領域 クロダイ、スズキ

022 渓流のスウィング
ニンフのスウィングはなぜ釣れるのか
ライズがない春は試しにスウィング

024 身近でスウィング　世界に誇れるオイカワ、カワムツ

025 和式スウィング　おそろしく釣れる! 盛岡流し毛バリ 盛岡毛鉤の基本仕掛け

026 道産子Ｓ式「スウィングの釣り」のベーシック
坂田潤一

90年代中頃の月刊「北海道のつり」でスウィングの釣りを扱う記事が不定期連載されていた。当時注目されていたパワーウェット（47頁参照）は本州のサクラマスが対象のタクティクスだ。それを北海道の魚種と多くの釣り場にマッチするよう、実戦的にアレンジした内容で人気だった。書き手の〝道産子Ｓ〟は本誌第121号北海道特集を手がけた坂田潤一氏の筆名だ。スウィングの釣りのベーシックへ最新の知見を加え、改めてまとめてもらった。北海道でも内地でももちろん釣りの基本は同じである。

029 「スウィングの釣り」北海道実例

032 すぐ試せる！ スウィングの釣りのコツ　インタビュー
近藤雅之さん

ドライフライのナチュラル・ドリフトの釣りに慣れた人は、スウィングの釣りで戸惑うことが多いはず。フライの流し方、フライの選択、フッキング、なぜかよくバレる（！）など、スウィングに特徴的な要素は多い。現場では悩むことだらけだ。サーモンからサクラマス、渓流魚、オイカワまでスウィングで釣ってきた近藤雅之さんに、スウィングの釣りのコツについてお話を伺った。

世界のサケ科魚類　魚種ごとで違うスウィング　ニジマス、ヤマメ、アメマス、ブラウン、オイカワの性格　ダウンでくいくい　スウィングで大物を狙うときの優位点と注意点

037 素朴なQ&A スウィングで大物を釣りたい！
フライは沈んでいるか　最大の悩みはフッキングとアワセ　リールのドラグ調整とファイティング　いよいよランディング！

041 よく分かる〈Dループ系キャスト〉 編集部まとめ
スウィングの釣りで使用される機会が多いDループ系キャスト。呼称がややこしいため互いに混同されたり、誤解されていたりする。各キャストの歴史と特徴を分かりやすく整理した。
スペイキャスト／アンダーハンドキャスト／スカンジナビアンキャスト／スカジットキャスト／シューティングスペイ

042 スウィングは豪快に、繊細に
奥田巌啓

046 サクラマスの釣りを体験的に
松田洋一

052 先達はかく語りき。〈スウィングの釣り〉

054 最後のサーモン釣り
戸出喜信

062 もっと釣れる海フライ⑩ 万之瀬川 完全遡行　河口から源流まで
中馬達雄

068 人間はむずかしい　ウェットアクションとドライアクション
川本勉

074 アリ・ハート氏の仕事　Ari ‘t Hart 1391-2021
今年7月、オランダのアリ・ハート氏が亡くなった。ひと目見たら忘れられないフライリールを始めとして、数々のオリジナル・アイテムを世界中に送り出した。不世出のデザイナーだった。鬼才と呼ぶ人もいる。

075 〈アリ・ハート〉の魅力
平野貴士さん　髙橋 健さん
「30年以上、朝7時から夜3時まで仕事している。週末もね。」（アリ氏）

076 孤高の天才、アリ・ハート
髙橋健

078 山と河が僕の仕事場 高原町通信25
マテリアルで妥協しない。　山と河が僕の仕事場　高原町通信25 牧 浩之

084 道北遠征2021　ほぼ完結編の前編　最悪だ！の巻
カブラー斉藤

092 好評！ フライオタクの自由研究 ④ オタクにもほどがある34問
フライフィッシング・ウルトラクイズ！　出題と解説　大木孝威

102 ヤマベとクロゴとヒカリ 私には夢がある。
畠山昌彦

106 酒を断つ
樋口明雄

114 ニック・アダムス物語　ヘミングウェイの「父と子」
荻原魚雷

116 水辺のアルバム20 元気な島の元気な漁村　利島、御蔵島、渡嘉敷島をめぐって 三村に共通する第一の特長は、漁業地区の子供のにぎわいが、村全体の子供のにぎわいより大きいということである。
水口憲哉

120 その後の〈釣り場時評〉　各地の最新状況を報告します。 磯物激減と
コロナ禍｜静岡県伊東市、千葉県鴨川市、岩手県大船渡市のメガソーラー計画｜山口県下関市安岡の洋上風力発電所｜広島県安芸太田町の風力発電所計画
水口憲哉

122 トピックス　クロマグロを釣るなと言われて｜北海道の今夏の異変｜林道すっぽんぽん｜河口湖でバス52｜桂浜｜「黄色いやづ」がスーパーハッチ｜ホットワックス+ヒートガン｜FM桐生 島崎憲司郎さん音声公開｜釣り師のマナーは悪いか｜イトウが死んだ夏｜揖保乃糸ダストトレイ

125 読者通信
127 ショップリスト
128 編集後記

『フライの雑誌』第123号（2021年10月15日発行）
ISBN 978-4-939003-87-5

A MAGAZINE FOR FLY FISHERMEN 2021 AUTUMN/WINTER ISSUE
編集発行人：堀内正徳　　印刷製本：（株）東京印書館
表紙写真：Fabrice BERGUES 発行所：（有）フライの雑誌社
〒191-0055 東京都日野市西平山2-14-75
TEL.042-843-0667 FAX.042-843-0668
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