山と河が僕の仕事場|頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから(牧浩之著)

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山と河と人が繋がる暮らしは、
こんなにも幸せだ。

山と河が僕の仕事場
頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人が
できるまでとこれから

職業猟師+西洋毛鉤釣り職人
牧 浩之 =著

A5判 192頁(内、カラーグラビア16ページ)
本体価格1,600円+税 
ISBN 978-4-939003-64-6

【絶賛発売中】

川崎生まれの都会っ子が、妻の実家の宮崎県高原町へ、Iターン移住。
いつのまにか「釣りと狩りを仕事にする人」になっていた。

「猟師って、暮らせるの?」「生活できるのかよ。」
僕の両親は心配そうだった。そりゃそうだ。(本文より)

>【ご予約注文受付中】新刊『山と河が僕の仕事場』はご注文のみの扱いとなります。各ネット書店・お近くの書店・セブンイレブン、フライの雑誌取扱店で一冊からご注文できます。「ISBN 978-4-939003-64-6」をお伝えください。

●NHK全国ネット・テレビ宮崎・宮崎放送他に登場、泣き虫のフライフィッシング猟師の書き下ろし! 美しいグラビア、かんたんで美味しい野生肉料理、役立つ山と河のコラムも満載!

【書評紹介】

> 荻原魚雷さん「明け方、読みはじめ、おもしろくて眠れなくなる。」文壇高円寺

> 西日本新聞さん「型破りの生活記」BOOK =2015/12/13付 西日本新聞朝刊=jpg画像

> 宮崎日日新聞さん「町の人々に支えられ、人生を満喫している様子をつづっている。」(2015年12月18日付

> 月刊「アームズマガジン」1月号さん「田舎で生活したくなる魅力がひしひしと伝わってくる一冊だ。」(2015年12月27日付

> Amazonカスタマーレビュー

> 毎日新聞さん「高原の人と自然にほれ込み、毎日を大事に生きている。」毎日新聞2016年1月18日(宮崎)

> 毎日新聞さん ブックウオッチング(2016年3月16日)「都会には決してない日常」


著者紹介

牧 浩之 Hiroyuki Maki
1977年神奈川県川崎市生まれ。幼い頃からの釣り好き。2011年 妻の実家の宮崎県西諸県郡高原町へ移住。罠猟と銃猟でカモ類、キジ、キュウシュウシカ、イノシシなどを捕獲し、毛鉤の材料に加工する職業猟師+毛鉤職人。ヘビメタ猟師。

内容紹介

●結婚と同時に、神話の里・宮崎県高原町へIターン移住。河と湖で好きなフライフィッシングを追求していたら、いつのまにか[釣りと狩りを仕事にする人]になっていた。・・・

●驚きと喜び、涙と笑いに満ちた21世紀の「釣りと狩りの暮らし」を、底抜けに明るい筆致で綴ります。日々いのちと向き合う職業猟師ならではの、現代社会への鋭い問いかけにも注目です。
  
・・・・・・

狩りした獲物の肉は、我が家の大切な食料です。毛皮と鳥の羽根は毛鉤の材料に加工して、自分で巻いた完成品の毛鉤とともに、インターネットで販売します。毛鉤の仕上がりを確認するために、毎日のように川や湖で釣りをします。決して、遊んでいるわけではありません。

「あんた、宮崎へ何しに来たの?」

(本文より)

・・・・・・

…家族、地域の人々、山と河、自然。すべてが自分と繋がっている。その繋がりからいただく恵みで、僕は生活している。

…自然からもらう恵みを形にしていく生活は、自分でも知らないうちに、どんどん深い世界へと歩みを進めている。正直、ぜいたくできるほど生活は安定していない。けれど、心の底から楽しいと胸を張れる。
 
(本文より)

・・・・・・

「はじめに」

2011年10月、僕は妻の出身地である宮崎県の高原町へ移り住みました。

きっかけは結婚の挨拶をしに、東京から妻の実家へお邪魔したとき。山と河、田畑に囲まれた自然環境のこの町に、思わず一目惚れ。僕は昔から「いつかは田舎暮らしを」と夢見ていたんですけど、歳をとってからじゃ遅すぎると直感しました。

駅前には多種多様なお店が立ち並び、家を出ればすぐに欲しいものが手に入る。クモの巣を張り巡らせたかのような交通網が整い、どこへでも電車で行ける。24時間営業や早朝営業している店もあり、遊ぶ場所にも食べる場所にもいつだって困らない─。そんな典型的な都心部、神奈川県川崎駅近くの繁華街で、僕は生まれ育ちました。

しかしいつからか、僕はそんな都会での快適な暮らしを窮屈だと感じていました。

窓を開ければお隣さんの家の壁が押し迫り、空を見上げても太陽はビルの向こうに隠れ、陽の光を浴びるのはほんの数時間。ご近所にどんな人が住んでいるかも知らず、挨拶や会話を交えることもほとんどありません。コンクリートとアスファルトに囲まれた街で、利便性という餌を与えられながら、社会に飼いならされているような気がしていました。

田舎から東京に出て、金融機関に勤めていた妻(当時は彼女)は、最初のうちは移住に反対でした。収入面、生活の便利さ、どう考えたって東京の方が条件はよいのです。

しかし混雑する通勤電車に毎日揺られ、仕事を終えて帰宅すれば一日が終わっている。そんな単調な生活の繰り返しに彼女も疲れていたのかもしれません。移住した後の生活プランなどを真剣に話し合い、一年近くかけて説得しました。

東の空がうっすらと明るくなり始める頃、僕は軽トラックに乗り込んで山へ向います。獣道に仕掛けた罠を見回り、獲物が掛かっていなければ猟銃を担いで森の中を歩き回ります。

狙う獲物により狩猟期間は異なりますが、11月初旬から3月中旬までの猟期中、僕は毎日のように山に入ります。猟期が終われば毎朝の渓流通いが日課です。ヤマメやニジマスを釣りに、自宅から30分圏内の渓流を釣り竿片手に徘徊します。そして午後からは自室で毛鉤製作の仕事に取りかかります。

年間を通して生活時間のほとんどを自然の中で過ごしていますが、決して遊んでいるわけではありません。狩った獲物の肉は我が家の大切な食料です。毛皮と鳥の羽根は自分で毛鉤の材料に加工して、インターネットで販売しています。

その材料を使って自分で製作した毛鉤も大切な商品です。毛鉤の仕上がりを試したり、新しいアイデアを実地で確認するために、川や湖で釣りをします。

いま、我が家の生活の糧は、狩りと釣りから得ています。僕にとってここ南宮崎の山と河は、大切な仕事場で生活の場で、最高の遊び場です。人との触れ合いと自然の恵みに感謝して過ごす日々です。

楽しいことばかりではありませんが、山と河を駆け巡る暮らしには、人生を満喫するスパイスがあふれています。

牧 浩之

内容紹介









山と河が僕の仕事場
目次

はじめに 006

第1章|川崎生まれ、東京湾育ち 010
子どもの頃から釣り好きだった 012
COLUMN 01 フライフィッシングとフライタイイング 024
嫁も魚も。宮崎に惚れた 026
移住するなら早い方が 038

第2章|神話の里の釣りと狩り 048
「今日は釣れるかい?」 052
COLUMN 02 不審人物です 059
COLUMN 03 毛鉤材料としてのシカの毛 060
狩猟を知る 062
移住1年 070
COLUMN 04 山神様伝説 083
COLUMN 05 猟師と銃 084

第3章|いつのまにか職業猟師 090
初猟の日 092
COLUMN 06 獲物を解体する 099
山へ河へ。田舎生活は忙しい 100
COLUMN 07 命の線引き 107
COLUMN 08 鳥獣被害の現実 108
2年目のイノシシ 112
COLUMN 09 毛鉤材料としての鳥の羽根 118
どんどん広がる山と河 120
COLUMN 10 山の恵みをおいしくいただく 124
COLUMN 11 「猟師って儲かるの?」 126
命をいただきます 128
ついに猟銃を 142
COLUMN 12 猟銃を使い分ける 146
山を忍んでシカを撃つ 148
COLUMN 13 狩りと駆除 153
ニンジン畑でキジを撃つ 154
河と湖でカモを撃つ 158
COLUMN 14 猟師のヤマビル対策、ダニとスズメバチ 164
猟師が作る竹の竿 165

第4章|山と河と人が繋がる暮らし 172
珍しいおっちゃん 174
スタートライン 180

あとがき 189

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