6月8日、『フライの雑誌』編集部は福島県水産課へ表題の件について取材した。対応してくださったのは水産課藤田さん。以下、取材内容を整理する。
◯従来よりやまめ採捕の自粛をお願いしていたところ、今回、国から出荷制限があらたに加わった。出荷の実態はないため、「出荷・採捕の制限」として福島県の考え方を公示した。(別紙)
◯対象漁協は、阿武隈川漁協、猪苗代・秋元非出資漁協、桧原漁協の三漁協。以上の三漁協が管轄する下図の河川・湖沼については、「組合員、遊漁者共に、やまめを採捕しないように周知すること」を各漁協と県内水面漁連に指導している。(下図)
◯漁業権対象魚種は複数ある。やまめの採捕が制限されている理由をもって、遊漁券の販売をしないのは「行きすぎた対応」であると認識している。
本誌編集部では別途、桧原漁協に取材した。今回の制限への漁協としての具体的な対応をうかがったところ、「遊漁券を売る際には、ヤマメを釣らないようにお願いする。万が一ヤマメが釣れたらリリースしてほしい。」とのことだった。
今回の「やまめ採捕制限」で、漁協が遊漁券を販売しないのは「行きすぎた対応」だと、福島県水産課は明言している。
もし現場で遊漁券を売ってもらえないなどのトラブルがあった場合は、以上の情報を参考にしてほしい。
(『フライの雑誌』編集部/堀内)