『フライの雑誌』連載中の樋口明雄氏『約束の地』が大藪春彦賞を受賞!

『フライの雑誌』へ執筆いただいている樋口明雄氏が、大作『約束の地』で第12回(2010年)大藪春彦賞を受賞した。20日の選考会で決まった。各社のニュースでこれから怒濤のように報道されるはずだ。ご本人のメディアへのご登場も今まで以上に多くなるだろう。

『フライの雑誌』では2006年の第72号以来、樋口明雄氏にずっと連載をいただいてきた。樋口さんからはじめて連載をいただいた『きたりもん釣り倶楽部』シリーズ(現在第8回まで掲載)は、自然との共生をテーマにした重厚な受賞作『約束の地』と同じ八ヶ岳山麓を舞台としているが、話の内容とはというとこれが、、、。読めば分かります。びっくりしますよ。

また第82号以降に連続して掲載している樋口さんのエッセイシリーズは、『フライの雑誌』読者カードでの「面白かった作品」リストへ常に上位にくる人気ぶりだ。今あらためて振り返ると、樋口さんはフライフィッシングを趣味にしているフライマンつながりとはいえ、『フライの雑誌』のようなこんなマイナーな季刊誌へよくこれだけ長期間にわたり寄稿しつづけてきてくださっているとありがたい。

『フライの雑誌』次号第88号では、樋口さんの仕事場へお邪魔した際のインタビューを掲載する。昨年末の収録時は、当然まだ『約束の地』は大藪賞にエントリーされただけで(それだけでも大変にすごいことなのだが)、受賞は決まっておらず、じつは「とれたらすごいですね」的な会話を交わしていた。きっととれますよ、と言っていたら本当にとってしまった。釣り師的にはここは〝獲れました!〟と書きたいところだ。

先日私は〝今年は樋口明雄氏の年になるはずだ。〟と書いた。本当になった。どうだ。八ヶ岳の山頂から南アルプスの峰々へひびくような大声で、この喜びを伝えたい。

第27回日本冒険小説協会大賞受賞、第12回大藪春彦賞受賞『約束の地』

『フライの雑誌』樋口明雄作品掲載号一覧(第87号分まで15冊)

樋口明雄氏と愛用のフライベスト