先日のつるや釣具店さん第25回アニバーサリー ハンドクラフト展には大勢のお客さんが来ていた。正直なところ今までだと、会場内にたくさんお客さんはいても、実際に大きな買い物をされる方はそれほど多くなかった印象がある。
ところが今年の場合は、とくにバンブーロッドにおいて、少々様相が違った。会場にいる間の2、3時間のあいだに長いものを大事そうに携えた方が少なくとも5、6人、製作者のバンブーロッド・ビルダーを引き連れて、実際にレジへと足を運んでいらっしゃった。
当日、『フライの雑誌』は次号第101号の企画で、各ビルダーさんの何人かへちょっとした取材をさせていただいていた。その取材の間にも多くのユーザーさんが各ブースへ見えられて、積極的に、お目当てのビルダーさんへ色々な質問をなげかけていたのが印象的だった。
もちろんバンブーロッド・ビルダーさんもニコニコ顔で、真剣に応対していたから、会場には常に明るい活気がムンムンしていた。とにかく、みんな楽しそうだった。
フライフィッシングって、バンブーロッドって、好きな人同士では、いくら話しても話したりない。たとえば何本長いものを持っていても、毎年の渓流解禁には、あたらしい相棒を手にしたくなる。
もちろん釣り場では一度に一本の釣り竿しか使えないが、新しい釣り竿との出会いは、明日を生きる活力を呼び起こしてくれる。とくにそれがバンブーロッドだった場合、まったく同じ竿は世の中に二本とない。となれば、とりあえず突っ込んでみたくなるのはフライフィッシャーの性である。
以下はフライの雑誌社が親しくお付き合いさせていただいているなかで、とくにバンブーロッドに強いフライショップさんへのリンクです。
□つるや釣具店(東京都台東区)
□FLYイナガキ(愛知県瀬戸市)
□フライショップ アンクルサム(群馬県安中市)
□HIRANOTSURIGU(東京都北区)
ひとくちにバンブーロッドといっても、それぞれのお店で得意分野が異なります。そこはそれぞれの個性的すぎる店主さんへお尋ねください。
そしてもちろん、新刊『バンブーロッド教書』がきっとあなたのお役に立つでしょう。
『バンブーロッド教書』で高らかに宣言しているように、いまは世界的にバンブーロッドの黄金期を迎えています。日本でも多くの人がバンブーロッドの魅力に興味をもって、足を踏み出し始めた状況です。