中央道下り線諏訪湖サービスエリア（ＳＡ）の軽食コーナーで今月中旬から売り出された「諏訪湖産ブラックバス」のみそ天丼が、諏訪湖漁協（諏訪市）などの指摘で県外産と分かり、運営会社は２８日、急きょ「諏訪湖産」の表示を撤去した。同漁協は「ワカサギを食べてしまうブラックバスを水産資源として扱うことはない」と強調。運営会社は「地元の川魚店から仕入れたため諏訪湖産だと思ってしまった」としている。みそ天丼は、諏訪市などの飲食店が「ご当地丼」として開発。
新毎WEB 2015.3.29
諏訪湖のワカサギは霞ヶ浦由来の国内移入種。諏訪湖漁協はワカサギ卵を10億粒単位で販売して全国の湖沼へばらまいている。
その諏訪湖のワカサギが近年獲れなくなっている。ブラックバスなどガイライギョ、国外移入種の仕業だと漁協は主張している。そればかりでもないみたいですよと言うワカサギの研究者もいる。
一方、国内・国外を問わず生物の移入は基本的によくないという生物多様性原理な人々もいる。原理な人々は川にいるニジマスにはダメだしするけど、ニジマスを140年前に移入したお国や、政治力をバックにした全国内水面漁業組合連合会には文句言わない。
田沢湖出身の国内移入種で西湖の人気者クニマスの存在は、もちろんスルーする。
ああ、ややこしい。シロクロつけるには神さまだって頭抱えるにちがいない。
