釣りジャーナリストだってがんばる。

釣りジャーナリスト協議会とは、釣り関連の媒体社の横の繋がりの組織である。今日はその定例会へ出席してきた。八丁堀の日本釣り振興会ビルである。

フライの雑誌社は一応、釣りジャーナリスト協議会の設立当初からの会員である。にもかかわらず、月に一回の定例会へすらなかなか出席できていない。今期はなんと今日がはじめてのご出席という体たらくだ。会の運営へなにも協力することができず本当に申し訳ないと思っています。

フライの雑誌社は釣り関連の出版社ではあるが、正直、釣り業界の内情についてなにも知らない。だからほんの時々定例会へ出席しては、見当外れのことをモゴモゴ発言して帰ってくる。若輩者の戯言ということで諸先輩方が鷹揚に許してくださるのはありがたい。

今日の議題はいろいろあって、全釣協の釣りインストラクター募集、国交省の港湾利用ガイドライン絡みでの港湾の釣り開放要望の今後、週刊女性に載った「放射能による奇形魚」の記事など。

会議の最後、事務局である(株)つり情報社の根岸さんに「久しぶりのご出席ですね。せっかくだから今度の新刊について説明してください」と言われた。フライの雑誌社新刊の『淡水魚の放射能』(水口憲哉著)のチラシをお送りしてあったので、気にとめてくださったのだろう。短いコメント的にではあったが、ありがたく皆さんの前で、『淡水魚の放射能』の紹介をさせていただいた。

釣り業界的には、放射能汚染なんてなかったことにした方が楽に決まっている。実際、お国の安全神話に丸乗りして「基準値以下だからだいじょーぶ、どんどん釣ってどんどん食べよう」と脳天気に喧伝している媒体もある。

でも、子どもたちの未来の釣りを考えたら本質はそうじゃないでしょ、そんなことだとジャーナリストって言えないでしょ、というのがフライの雑誌社の主張で本音だ。

今日はさすがにそこまでは言えなかったが、ちょろっと似たようなことは言った。正直、諸先輩方からは嫌がられるかなと思った。ところが、会議の後に何人かの会員さんに呼び止められた。そして『淡水魚の放射能』についてもっとくわしく尋ねられた。

「こういうことは、きちんと知っておいた方がいいからね。読むよ。」と、皆さんが言ってくださった。さらには「君のところの本は書店で買いづらいんだよ。送ってね。」とのお叱りつきでご注文をいただいた。

釣りと放射能汚染の関係については、私はなんとなくウチだけが孤軍奮闘しているみたいな思い込みを勝手に持って、ここまで働いてきた。だから釣りジャーナリスト協議会の皆さんの反応はとてもうれしかったし、心強かった。たまに定例会へ出てよかった。

淡水魚の放射能 プレスリリース