音楽づいてる

阿佐谷吐夢が開店20周年で、記念のライブへ行ってきた。先週の小学校・音楽室ジャズライブといい、最近なにかと音楽づいている。吐夢がいまの場所で20周年なら、わたしは20代の頃からほぼ同い年でお邪魔してることになる。わたしにとっては大人の教科書みたいなお店だ。

せっかくなので早めに着いて、駅前の釣りぼり、寿々木園で金魚釣りをした。「ここの金魚釣りは難しいからな。腕の差が出るぞ。」とあらかじめ連れの小学生を脅しておいた。あとで泣かれても困りますから。「こないだ魚雷さんたちと来た時は、おれが20匹、塚田さんが5匹、魚雷さんは1匹だった。」と付け加えておいたのは言うまでもない。

ところがここでの金魚釣りは初めての小学生に、釣り始めてすぐに先に一匹やられた。あれよあれよと言う間にぐんぐん差をつけられる。これはまずいと思い、途中で「おれのウキは君のよりも太い。オモリも軽いようだ。」と物言いをつけたところ、「じゃあ竿替える?」と言われて「うん。」と言えるはずもなく、10匹対4匹のダブルスコア以上で負けた。

あまりにくやしい。納竿時に、「今日は寒かった。おれも調子が悪かった。」と負け惜しみを口にしたら、「仕方ないよ。腕の差が出るんでしょ。」と小学生にあしらわれた。金魚のウキ釣りは反射神経とか目の良さ、ふだんの慣れが大切だ。放課後に近所の沼で巨ブナを釣っているような現役にはかなわない。

金魚はともかく、フライフィッシングならぜったいに負けない。くやしかったら重い8番ロッドで30ヤード投げてみろと彼には言いたい。

というわけで以下は吐夢でのライブ。ものほんの音楽で小学生の人生を変えてやろうか。

入り口が飾られている吐夢ははじめて見た。
入り口が飾られている吐夢ははじめて見た。
いっしょうけんめい作ったんだろうな感があふれる「お知らせ」。このそっけない温かみがお店の魅力だ。
いっしょうけんめい作ったんだろうな感があふれる「お知らせ」。そっけない温かみがお店の魅力。
ビスコだ。すげー。
特製ビスコだ。すげー。
きれいな歌声のTacaci Uecimaさん、超絶ギターのTaku Tajimaさん。
透明な歌声のTacaci Uecimaさん、超絶ギターのTaku Tajimaさん。受付のきれいな人は唐組の土屋真衣さん。
ゲストはジャズボーカルの篠塚ゆきさん。大迫力でカッコよかった。帰り際に握手してもらった。ちっちゃい手だった。
ゲストはジャズボーカルの篠塚ゆきさん。花粉症と風邪の二重奏とのことだったがカッコよかった。帰り際に握手してもらった。うれしかった。
モヒカンがカホンを叩いてくれた。
カホンを叩くモヒカン。
永島慎二さんの開店祝い色紙は1995年。わたしも20代だった。
永島慎二さんの吐夢開店祝い色紙は1995年。そのころわたしは20代だった。
というわけで、今日の小学生は朝からウクレレをいじっている。人生変えられたか?
というわけで、今日の小学生は朝からウクレレをいじっている。人生変えられたか?
阿佐谷駅から歩いて1分。
阿佐谷駅から歩いて1分。
吐夢で売ってくれた葛西善蔵本
吐夢で売ってくれた葛西善蔵本