再発見・芦ノ湖の鱒釣り
ブラウントラウト、サクラマス、ニジマス、イワナ…
箱根・芦ノ湖の今と可能性を考える
●箱根山塊の雄大な景観の中でフライフィッシングを楽しめる神奈川県の芦ノ湖は、国内では貴重なマスの釣れる自然湖だ。芦ノ湖を愛して関わってきた多くの人々の想いを縦軸に、魚たちの暮らしを横軸に、’80年代以降現在までの芦ノ湖の姿を振りかえり、今後の望ましいありようを考えます。
特集2◎
シマザキフライズ × I.F.F.F. in 桐生 tyer 島崎憲司郎
※第107号は大ボリューム144ページ
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本体1,700円+税〈2015年12月25日発行〉
ISBN 978-4-939003-65-3
内容紹介
◎フライフィッシングのある暮らし
季刊[フライの雑誌]第107号 目次
第107号もカラー大増ページ
002 くま博士のクマの本
クマと遭ったらどうなるか7 山﨑晃司さんインタビュー
004 釣り場時評80
産業管理外来種とは何じゃらほい ニジマス 水口憲哉
009 優しき水辺 斉藤ユキオ
since1989 連載100回記念アーカイブ(前篇) 第100回 オオマシコ(渡鳥)
017 特集2◎シマザキフライズ × I.F.F.F. in 桐生1
020 特集◎再発見・芦ノ湖の鱒釣り
芦ノ湖は今、どうなっているのか 野津昌生
芦ノ湖ポイントマップ/芦ノ湖のワカサギ、サクラマス、ブラウントラウトのライフサイクル(text&illust. 野津昌生)
今までの芦ノ湖|大放流時代からの移り変わり 釣りブームに湧いた湖畔/放流が減れば、釣り人も減る/水質改善/芦ノ湖は、きれいになった/いち早くワーム、撒き餌を禁止/美しい主役たち/夢のサクラマス/伝説のモンスター・ブラウン/誰にでもチャンスがある
現在の芦ノ湖|〝きれいなマス〟を釣りたい 難しくなった芦ノ湖/再考・ニジマス成魚放流/成魚放流ニジマスの生態/食いしん坊なニジマスの末路は/減っているブラウンの成魚放流/芦ノ湖のワカサギ網漁の実態/なぜワカサギの接岸が少ないのか/「ワカサギ革命」/きれいなマスを育てたい/芦ノ湖のサクラマス、驚異の成長/九頭竜川のサクラと比べてみる/サクラマス〝奇跡の稚魚〟/60㎝オーバーの芦ノ湖サクラ・ラッシュ/ブラウントラウトの稚魚放流は効果的か/養魚場周辺を禁漁区に/「ブタマス」とキャッチ・アンド・リリース/ブラウンはなぜ大きくなりやすいのか/芦ノ湖イワナの可能性/イワナは厄介者?/エゾイワナは越年する/芦ノ湖にオショロコマ
これからの芦ノ湖|誇り高き湖へ 芦ノ湖はしょせん釣り堀か/漁協、釣り人双方の意識改革を/自分たちの釣り場は、自分たちで守る
コラム: できることは全てやっておく。大崎和浩/インタビュー 芦之湖漁協組合長 野崎茂則さん/フライショップに聞きました 芦ノ湖の魅力は何ですか
056 フライ職人のひとりごと13
カラス(ハシボソカラス) 牧 浩之
060 パニック・ライズ16
マスキング・ハッチ(前篇) 松井真二
066 フライ業界サイドビュー7
トラディショナル・スペイキャストの基本スタイル2 川本 勉
070 人生にタックル49
ヒメマス定食の上 カブラー斉藤
076 悩まないフライマンたちへ43
南薩 海フライ・ポイント紹介2 中馬達雄
081 ハシボソガラス礼賛
牧浩之
082 特集2◎シマザキフライズ × I.F.F.F. in 桐生2
tyer 島崎憲司郎 Kenshiro Shimazaki
フェザードレイク TMC100SP-BL #12 / バックファイヤーダン2015 / 単行本『Shimazaki Flies シマザキフライズ』について
086 本流の[パワー・ドライ]2
Power Dry Flyfishing 坂田潤一
094 グラスロッドの巨匠たち6 Masters of Glass
ジョリー・ワード Jory Ward 新世代ビルダーの旗手
Todd E. Arai Larson / 永野竜樹
102 現代アラスカ・フライフィッシング事情5
ワールドレコード・モンスターフィッシュ ウッディ小林
107 狙って獲りたい 高原町通信10
牧浩之
113 老犬トレーの歌
樋口明雄
120 ニジマスものがたり2
─研究者として、釣り人として 加藤憲司
124 川向こう4
四釜裕子
126 釣った魚を売って暮らす
荻原魚雷
128 オイカワ日記
堀内正徳
132 水辺のアルバム4
エビガニ今昔(アメリカザリガニ) 水口憲哉
137 トピックス
140 読者通信/ショップリスト
144 編集後記
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