フライの雑誌-第72号

フライの雑誌第72号
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フライの雑誌特集にぎやかな春を行く。

北へ南へ!今年絶対欠かせない春の釣り

虫も魚も花も木も風も太陽も みんなが芽吹いて生命を謳歌する春。
フライフィッシングと春は相性がいい。
今しかできない釣りがあれやこれやと思い浮かんで
釣り人は体が一つしかないのが悩ましい。
北海道から九州までいずれ劣らぬ9人の猛者たちへ
今年絶対欠かせない熱い春の釣りを聞いた。

税込価格1,250円

ISBN 9784939003172


内容紹介

フライの雑誌第72号-01
フライの雑誌第72号-02
フライの雑誌第72号-03
フライの雑誌第72号-04
フライの雑誌第72号-05
フライの雑誌第72号-06
フライの雑誌第72号-07

特集1-にぎやかな春を行く。
北へ南へ!今年絶対欠かせない春の釣り

カジカを喰らう大アマゴ…杉浦雄三(愛知)/無敵のエビフライ…北見康太郎(茨城)/ドカ雪のマッチザハッチ…渋谷直人(秋田)/春の忍野はブタが効く…黒沢聡(神奈川)/古沼の格闘…杉山充(茨城)

雪代前の水面で解禁当初からライズがある。
フライマンとしてこれを狙わない手はない。
(ドカ雪のマッチザハッチ)

ときめき風雪サクラマス…松田洋一(山形)/姿の見えないあなた…奥田巌啓(北海道)/デンジャラス・ビューティー…田中秀幸(茨城)/フライを知らない尺ヤマメ…渡辺貴哉(宮崎)

ライズが頻繁になるまで待つべきか、
それとも初手に勝負をかけるか?
(フライを知らない尺ヤマメ)

あの素晴らしい春を二度三度。

特集2-「街なかフライ」はスレに効く。
誰も知らないマテリアルを探して

フライフィッシングをやってしばらくすると 魚を釣るには苦労しなくなる。
いつものフライ、いつもの釣り、いつもの感動。
山海の珍味も毎日食べればファストフード。
スレっからしの釣り人たちへ よく効くかもしれないお遊びです

協力して下さった釣り人の皆さん:
斉藤良文さん/樋渡忠一さん/木住野勇さん
北川真理さん/中村美雪さん

  • 東京都下・吉祥寺の街なかで、フライマテリアルになりそうな材料(ガラクタ)を探します。
  • 回る場所は、井の頭動物園、100円ショップ、ユザワヤ(手芸店)の3ヶ所。それぞれ入手した材料で、「動物園」フライ、「100円ショップ」フライ、「ユザワヤ」フライを巻きます。
  • 他の人が選んだ材料を必ず使わなければなりません。もちろん巻いたフライを使って、きっちり魚を釣るのが前提です。
  • しょせんガラクタ、パターンブック通りのフライは巻けません。さてどんなフライがひねり出されてくるのか…。その名は“カモ毛のムサシ”……小沢福夫/動物園はレア&アンユージュアルなお宝の山か?…小谷松亮介

書を捨てよ、街へ出よう。
乾いちまったココロは取り戻せるか

カラーグラビア

雪と氷のアメマス
隣人のフライボックス 第65回 牧浩之
フランスの鱒釣り 嵩塚ケイ
春ゼミの釣り 田口清輝
優しき水辺 第64回 斉藤ユキオ

…駐車ポイントからカメラのザックを背負いフローター、ロッド、足ヒレを抱え、ウェーダーの中をムレムレの汗だくにしながら林道を歩いた。約20分の道のり。やっと木々の隙間から湖面が見えてきた。そこからかなりの急斜面にある獣道を、熊よけのホイッスルをピーピーと吹きながら降りていく。ジィージィーという春ゼミの声が暑さを倍増させる。

途中、水面に目を移すとたくさんのマスが、ゴボン! バシャ! ぴちゃっ! とライズしているのが木々の間から見える。大物の水飛沫がドバーンと上がることもある。3人で降りている間「おぉっ」という歓声が何度か上がった。獣道を抜けようやく小さな岸辺に到着すると、すでに対岸に浮かんでいる赤い2艘式のフローターの人が、なかなかのサイズをかけていた。 「うらやましいぃ~」。 (春ゼミの釣り)

  • アント:初夏からほとんどこのパターンしか使わないというくらい信頼している一本。ウィングの付け根にスタビライザーを取り付けてあるので、水面での安定性が非常によく使いやすいフライ。
  • メバル用のシルバーシュリンプ:メバル狙いになくてはならない存在。タイイングもシンプルだから釣行前にサッっと作れるし、なによりもどんなパターンよりも実績があるので信頼して結べる。
  • ファシスネイション:ヒラ打ちアクションを兼ね備えたソルト用のマルチパターン。シーバスのデーゲームでは必ず反応があるという優れもの。フライボックスのお守り的存在。
  • バチ用ガーグラー:面倒なバチパターンの中でも、比較的シンプルなパターン。引き波とバチのシルエットを出すことだけを考えたパターンで、余計な要素は一切排除。シンプルイズベストである。(隣人のフライボックス)

豪華連載陣

  • もっと知りたい!バンブーロッドビルディング 4
  • ラフ削り・節とスパイン・火入れ 風 磊人
  • シニアにやさしいフライフィッシング 7 フライロッドは増殖する! 編集部
  • 私的フライ・オリジナリティ論  増沢信二
  • 京浜ベイエリア・魚たちの食卓
  • 餌生物から考える海のフライフィッシング8 バチ抜けをBMコードで分類する 牧浩之
  • 悩まない釣り人たちへ 8 中馬達雄 海フライのロッド選び二題

人と自然の関わりを考える

  • 釣り場時評 48 諏訪湖、芦ノ湖に見るワカサギとの新しいかかわり方 水口憲哉
  • 日本釣り場論 38 編集部
  • 東京都の「川の恵み」プランに期待する。/最近話題の「釣り人の費用負担」を考える
  • イワナをもっと増やしたい!24 人工産卵場の造成についてもう一度考える 中村智幸
  • フィールド通信 長野県「リリース禁止」を見直しへ

フィッシャーマンズコラム

  • グレン・ブラケットがウインストン社を辞めた理由 鈴木俊一
  • じっと手を見る 村田孝二郎さんの手
  • 日本初のフライ専門誌『フライフィッシング・ジャーナル(FFJ)』休刊す
  • OPA!ブラジリアン・フライフィッシング 3 後藤司右一
  • 道草の日々 6 チヨジに会いたい 本村雅宏
  • 「宇奈月小学校フライ教室」を卒業して -宇奈月小学校、休校- 朝倉寛

エッセイ&釣行記

  • 新連載:キウイの島で1 ライセンスなきフィッシャーマン キョーコ=マーフィー
  • 新連載:きたりもん釣り倶楽部 第一話 いま、釣りにゆきます 樋口明雄
  • アメゴ山脈 碓井昭司
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