魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺されるのか

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ブラックバスは、濡れ衣だ! 異色のベストセラー

水口憲哉(著)

四六判208頁 本体価格1,714 円+税

ISBN 9784939003127


内容紹介環境省の特定外来生物諮問委員である水口憲哉氏、こん身の一冊。『フライの雑誌』連載18年間から抽出した舌鋒鋭い20篇に、釣り人以外にも意外な発見のある対談「やせがまんが日本の釣りを救う」「ワカサギから湖の釣りを考える」。

世の中を挙げた外来種バッシングブームを、真っ向から批判する緊急書き下ろしの一章「お粗末な政治と科学と、外来種新法」は、各マスコミにとりあげられ、社会に大きな影響を巻き起こしました。

他にない切り口と視点で現代社会を語る、楽しみながら読める社会学の読み物でもあります。言いたくてもうまく言えなかったイライラ感をすっきり解消してくれます。大増刷出来!


著者紹介

水口憲哉水口 憲哉(みずぐ ちけんや) -東京海洋大学名誉教授・環境省特定外来生物諮問委員

1941年生。東京海洋大学名誉教授。夷隅東部漁協組合員。原発建設や開発から漁民を守る“ボランティアの用心棒”として全国を行脚し続けている。著書に『釣りと魚の科学』、『反生態学』、『魚をまるごと食べたい』、『海と魚と原子力発電所』など多数。千葉県夷隅郡岬町在住。

本文紹介

第1章「やせがまんが日本の釣りを救う」
ビッグマネー=ビッグフィッシュ?/〈毛鉤発言〉に思う/無謀でばからしい長良川河口堰/”一番おいしいサクラマス“を巡って/原発で事故でもあったのかな/イトウ釣りに未来はあるか/オイカワも棲めない、というヤバさ/釣りと仕事の関係について考える/漁業者の川から釣り人の川へ/やせがまんが日本の釣り場を救う/ワカサギから湖の釣りを考える

第2章「魔魚狩り」
ニジマスは好きか嫌いか/本多勝一氏への質問状/父親はラージマウス、息子はスモールマウス?/メダカ、トキ、ブラックバス、そして純血主義/一億ブラックバス・ヒステリー/「生物多様性主義」という空虚/ブラックバス→琵琶湖→義憤むらむら/捕鯨、外来魚、原発の屁理屈を斬る/ブラックバス駆除騒ぎに感じる気味悪さ/リリースを法的規制するのは、とんでもなくおかしく、間抜けだ/バス問題とサツキマスにおける作為と作意/王様の耳はロバの耳

第3章「お粗末な政治と科学と、外来種新法」
環境を維持すればバス問題も起こらないし、在来魚も減少しない
バスもイトウもウも、みんな濡れ衣を着せられている
ブラックバスという外来魚に、全部責任をおっつけてしまおう
ブラックバスが火あぶりにされやすい5つの理由
ブラックバスを火あぶりにしたい人々、それぞれの事情
めちゃくちゃな議論を展開する研究者
95%の人がバスの特定外来生物指定に反対している
魔魚の烙印は押され、火あぶりの儀式が始まる

抜粋

バスをスケープゴートにしたい人々がいる。
お粗末な日本の政治と科学を撃つ!

(本文見出しより)
●バスが生態系を変えるのではない。人間が生態系を変えたからバスが繁殖するだけだ

●ブラックバス排斥論者に、純血主義、国粋主義、民族主義などの片鱗が見られ、背筋が寒くなる

●琵琶湖の若い漁民とバス釣りの少年達は、研究者、行政、マスコミ等によって、惑わされ、混乱している

●レッドデータブックからサツキマスを外した環境省と御用学者のあきれた小細工

各界から注目

毎日新聞「論点」 2005/02/21
日経新聞 池田清彦「半歩遅れの読書術」 2005/02/13
釣具界 2005/02/25
環境緑化新聞 2005/03/01
日刊ゲンダイ 2005/03/08
Flyfisher 5月号
Basser 5月号
月刊ガルヴィ6月号(実業之日本社)
週刊文春(文藝春秋)宮崎哲弥
産経新聞(長野版) 2005/10/26


読者からの声読者からの声
私はバス釣り30年、フライ10年の経験です。原発も河口堰もダムも根っこは同じなんだと痛感しました。例として出されたアメリカのフセイン叩きは話が飛びすぎかとも思いましたが、結局小池環境相の一言ですべてが決定されたことを思えば、日本の仕組みは本当にどうなっているのかと悲しい気持ちです。(K/東京都)
春から京大理学部の学生になる。理学部では数学・科学が人気なので、生物系は「生態系」を売りにするしかない。「魔魚狩り」でも取り上げられていた京大はバス問題を「人寄せパンダ」にでもしているのだろうか。内部の人間になっても共感はできない。魚を見たこともない人がぜ「バスが生態系を壊す」と言うのか。ふだん学者(とは言えない人間も多いが)の言うことはバカにするくせに「環境だ」といえば何でも鵜呑みにするのはおかしな話だ。あのキタナイ霞ヶ浦を見てほしい。水よりもあの全面護岸が汚いのだ。(H/京都府)
小生が日頃から考えていることをしっかり書いてもらった。釣り友達にもすすめていきたい。これからも良書の出版を願っています。(M/埼玉県)
いつも水辺で感じていることを裏付けられることの連続におどろいた。マスコミと政治家の力をまざまざと見せつけられた今回の騒動ですが、この本のおかげで頑張れる人も多いと思います。(I/静岡県)
私はバス釣りを楽しむ者の一人としてこの度の特定外来生物法について真剣に考え、パブリックコメントを送りました。第三章は自分がパブコメとして送った内容を公的に代弁していただいたかのようで自分の考えが間違いではないことに自信が持てました。(M/埼玉県)
政治家達は血税まで使って、なぜ自然に触れて遊ぶ子どもたちの楽しみを奪ってしまうのか。本当の犠牲者は来たくもないのに連れてこられて、人の手によって住むところを奪われ、害魚扱いされる魚たちですね。(N/長野県)

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