ブラウントラウトは、ヨーロッパおよび西アジア原産で明治から昭和の初めにかけてカワマスの卵に混じって移入されたといわれています。サケ科の中ではもっとも魚食性が強いといわれます。
ブラウントラウトの日本への最初の移殖は1892年とされるが、北海道への移殖はそれから一世紀近く経った1978年であり、釣り資源用として新冠人工湖に1万尾、静内川上流に5千尾の稚魚がそれぞれ放流されたものです。
その後、主として釣り愛好家らによる発眼卵埋没放流や移殖放流で北海道での分布は急速に広がり、2001年までに40水系で生息が確認されている。
戸切地川でサケ稚魚放流直後に採捕された尾叉長35.5センチメートルのブラウントラウト1尾が100尾近いサケ稚魚を捕食していました。
また、オーストラリアでは、日本のキュウリウオに近いガラクシアス科の在来種が、移殖されたブラウントラウトの強い捕食圧により絶滅しました。
このため、道では「北海道内水面漁業調整規則」で移植放流を禁止しているほか、北海道の外来種リスト「北海道ブルーリスト」や外来生物法の「要注意外来魚」となっています。1 開催日時:平成20年10月4日(土)午後5時30分から
2 開催場所:北斗市中野通2丁目13番1号 北斗市総合文化センター かなでーる 大会議室
3 内 容
・北海道における外来魚の状況
・戸切地川におけるさけます増殖事業の概要
・戸切地川における調査結果概要
・意見交換等4 参集範囲
渡島支庁管内各漁協、市町村、社団法人渡島さけます増殖事業協会、
渡島支庁管内遊漁団体及び遊漁者
水産林務部、水産孵化場、渡島支庁5 参加申込
(1)申込先1:水産林務部水産局漁業管理課遊漁内水面振興グループ
TEL:011-204-5485 Fax:011-232-8972
Eメール:suirin.gyokan1@pref.hokkaido.lg.jp (@は半角にしてご使用ください)
申込先2:渡島支庁産業振興部水産課
TEL:0138-47-9484 Fax:0138-47-9210
(2)申込期日:平成20年10月1日(水) 別添「参加申込書」により提出願います。6 問い合わせ先
・札幌市中央区北3条西6丁目 北海道庁水産林務部水産局
漁業管理課遊漁内水面振興グループ 主査(内水面振興)木村
TEL:011−231−4111(内線)28−415 直通:011−203−5485
今週末の10月4日、道南戸切地川におけるブラウントラウトの現地検討協議会が開催される。個人単位での参加も可能とのこと。道庁の文面からだと分かりづらいが、実質的には、ブラウントラウト「駆除」についての、地域・釣り人・行政・漁業者によるほぼ初めての公的な意見交流会である。一方の利益誘導や根拠のない偏見、感情論によらない、冷静な議論が期待される。