月刊『FlyFisher』(つり人社刊)の最新号は、まるでラシュモア山みたいな表紙が目を引く。
沢田賢一郎、島崎憲司郎、岩井渓一郎という、現代日本フライフィッシング界の三巨頭を巻頭特集にもってきて、それぞれ超ロング・ロングインタビューでじっくり読ませる。
どこで釣れるとか、ゴムでもヒモでもいいからたくさん釣りたい、とかじゃなくて、釣りを通じてその釣り人の人となりを映し出す企画だ。こういう雑誌の作り方は、小誌は大好きである。たいへんにうらやましい。
最近雑誌買わなくなったなあ、とおっしゃるベテランさんも、今号はぜったいに必読&保存版だ。私は2冊買ってしまった。まじです。
それにしても『FlyFisher』の編集部さんはいかに優秀な方がそろっているとはいえ、これまでもそうだったけれど、これからもこのクオリティの雑誌を延々毎月かならず出してゆくのだと思うと、怠け者の小誌編集部は他人事ながらぞっとします。