仕事しないでぼーっとしてたら、藤原章さんのブログを見つけてしまった。学生のころわたしは競艇場でバイトをしていて、バイト仲間のひとりが藤原さんだった。わたしは藤原さんの撮影現場の周辺にほんの少しだけお邪魔したことがある。藤原さんは映画監督だ。
藤原さんは10代のときからお金を貯めては数年おきに映画を制作し、自分で探してきた上映スペースで公開するという仕事を、40代半ばを過ぎた今に至るまでずっと続けている。最近は作品をDVDにもしている。Youtubeに予告編を流すなど、今風に精力的に活動しているみたい。
わたしは映画にくわしくないが、藤原さんの最近の作品を観ると、その独特の作風は20数年前の自主制作8ミリ時代とぜんぜん変わらないように思う。今でも自主制作らしいところも変わらない。そのみじんも揺るがないさわやかな立ち姿を才能というんだろうたぶん。自分の娘を生まれてすぐに映画へ出演させたと言っていた。捨て子役だったそうだ。
で、いま藤原さんのブログを見つけて、文章もやっぱりすごく藤原さん的なんだなと感嘆している。