月刊「創」8月号がすばらしい。
・巻頭「創出版30周年記念パーティーでの発言を再現!」はリアリティ抜群。「やるならやるぞ、この野郎!」(会場ざわめく)とか。
・特報「清武憎しの読売が生み出している危ない事態」 読売メディアの反動性と内部自殺を赤裸裸に。阪神あたりがよくやる球団のお家騒動と思っていると大間違い。
・「ニコンサロン慰安婦写真展中止事件のその後」 長らくカメラはニコン派なんだけど、今後のおつきあいを考え直させられます。。。
・「中沢新一×鈴木邦男」対談 竹中労、クロポトキン、大杉栄。あげくに「仲よきことは美しきかな」の実篤師。必読。
・「今日のできごと “初の対談集、出ます。”柳美里」。ぐいぐい迫ってくる感じ。ハイ読みます。柳美里さんにフライタイングをさせてみたい。ものすごく独創的なフライを巻きそう。巻いてもらうならテレストリアルかディプテラか。
・「原子力ムラに立ち向かうためジャーナリストはゲリラたれ 小出裕章」 とてもよくまとめられたインタビュー。お金を出して購入する価値のある紙媒体の力量を見せつけてくれる。
私は、橋下氏の基本的な姿勢が大嫌いなんです。…私の生きるスタンスと全く正反対です。
茶坊主を全否定。喝采。
原発に関して中立という立場はありえません。まず賛成か反対かを言わなくてはいけないのに、あたかも中立があるかのようなことをマスコミはずっと言ってきました。
差別という問題できちっと取り組んで、原子力でない差別と闘っている他の人たちと結びつけない限り多分この闘いは負けるでしょう。
麻薬患者は一度手を染めてしまうと自分の力では抜けられない。次々と麻薬を求めるようになる。原子力を受け入れた地域とそっくりです。…どうすれば原子力から抜けられるのかを周辺がやらなければなりません。
私がさいきん欠かさず毎号楽しみにしている雑誌は、「月刊創」と「季刊フライの雑誌」と「週刊プロレス」くらいです。今月号の「創」はいつもにましてすばらしかった。特別企画から連載まですべてのピースが交錯して一冊のミクロコスモスを形成している。たくさんのひとに手にとってほしい。