2005年、環境省が「特定外来生物の指定対象等に係るパブリックコメントの意見の理由と対応の考え方」を公表した。オオクチバスに関する意見総数107,815件の内、指定反対95,620件、指定賛成12,195件だった。しかし環境省がオオクチバスの特定外来生物指定反対に関して、報告書で「国民の皆様からのご意見」として採用したのは、たった34通だった。
>「95620通÷環境省=34通」
権力が操るパブリックコメントなんてそういうものだよな、とがっかりした。
こういうことはあまり言うべきではないが、原発事故後のいまにして思えば、省益に夢中な役人や、ちんけな御用学者、とりあえず目立ちたかった泡沫な人々、風見鶏でありながら身の振り方を誤った小池百合子ごときの妄言と横暴に、わりと本気で怒っていたこの「ブラックバス騒動」の頃は、平和であった。
特定外来生物法制定から早5年。2012年9月18日、環境省による「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律(外来生物法)の施行状況の検討に関する意見の募集(パブリックコメント)」が始まった。10月18日まで。
パブリックコメントなんてそんなもんだが、それでも送ります。