水産庁発表「水産物の放射性物質調査について」(10月)からわかること。

水産庁発表「水産物の放射性物質調査について」からわかること。

○「水産物の調査実績」海面40ページに対して内水面(淡水魚)はヤマメ・イワナの1ページだけ。しかし基準値超えでの「出荷制限や操業自粛等の状況」は海は1ページ、内水面2ページ。

○「水産物の放射性物質調査について」(41)から分かること。淡水魚(天然イワナ、ヤマメ)では去年より今年の方が検体が多く、放射性セシウムの平均汚染値も、今年の方がずっと高い。

○以上2点について水産庁は触れることなく、「養殖のイワナ及びヤマメはすべて基準値未満」を赤字でアピールしている。

・・・

水産庁「水産物の放射性物質調査について」(pdf)

選ぶべき未来は森と川と魚たちが教えてくれる。─『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著) amazon3部門同時第1位(10/13)

放射性セシウムの地表面への沈着量(文科省データに基づく)
『淡水魚の放射能』に掲載