「福島第一原発近くの川ではもう釣りができないなんて信じられない。せめて魚たちが命をつないでくれていれば救いはあるんだけど…。」
「もし50年後になんの問題も起きていないとして、〝あいつがマンガで言っていたことはウソだった〟と言われても、それでいいです。震災前と同じことをやってるマンガ家はバカですよ。」
「これだけの被害を出しても誰も責任をとれない。だったらもう原発はやめなさい。原発の負けです。」
「政府はうそつきだ、マスコミはひどい、それだけでいいから怒るべきだとぼくは思います。問題が顕在化していて、敵もなりふりかまわず攻めてきている。それなのにこっちがノーガード…」
「ぼくたちは永遠に釣りができるわけではない。原発事故を起こした時代に生きている十字架をすべての釣り人が背負って、次の世代へ釣り場を引き継いでいくことです。」
話題のマンガ『原発幻魔大戦』を刊行した、漫画家いましろたかし氏へのインタビュー
『フライの雑誌』98号掲載
★編集者としてはもちろんぜんぶの記事を読んでほしいのだけど、今号についてはこの、いましろさんのインタビュー記事はぜひとも読んでほしいのです。選挙前ですし。