東京電力福島第一原子力発電所が引き起こした放射性物質の漏出事故は、長い将来にわたって自然界に甚大な影響を与える恐れがあります。このことから、日本野鳥の会は、原子力発電を国内外で推進する国の政策等に憂慮し、原子力発電を段階的に廃止し、世界的な脱原発社会の実現を求めるものとします。脱原発のためのエネルギー対応と当会の役割は、以下の通りです。
1.従来の「大量生産・大量消費・大量廃棄」を見直し、省エネ型のライフスタイルを提案、指向していきます。
2.原発に替わり自然再生エネルギーを併用するエネルギーシフトの実現を通じ、原発への依存度を低減するよう、求めていきます。その際、野鳥や自然環境への十分な配慮を求め、その内容を提案、検証していきます。
3.生態系の上位に位置する野鳥に注目し、調査や監視を継続していきます。
日本野鳥の会が「野鳥も人も放射能に脅かされない社会を」と題したページを公開した。2012年7月4日に発表した「原発問題に関する当会の見解」を踏まえたものだ。
2012年1月20日の取材時とはずいぶんな変わりようだが、こういう変節ならいい。