中禅寺湖の釣り大会(続)

中禅寺湖の釣り大会の件、ネット上のご意見を拝読しました。釣りやアウトドアを趣味とする方であっても、福島第一原発事故による放射能汚染の実態への認識は、様々なようです。

わたしたちがひとしなみに受けている放射能被害について、個別の漁協の体質は問題にされるべきことではないと考えます。

核汚染の歴史は1945年に始まります。以降、核実験は世界中で2000回以上も繰り返されてきました。核爆弾と原子力発電所とは同じ技術に基づいています。原発でひとたび事故があれば、不可逆的な核の汚染が起こります。

これから孫子の代までも、楽しいアウトドア遊びを続けていくにあたり、ご自身で歴史を遡り正確な情報を得ることをおすすめします。

世界の核施設による汚染、1979年のスリーマイル原発事故、1986年のチェルノブイリ原発事故、2011年の福島第一原発事故と淡水魚との関係については、水口憲哉氏が単行本新刊『淡水魚の放射能』を出版しています。

東日本の淡水魚の放射能汚染の行方を考える一助になるかと存じます。版元として心からおすすめします。

『淡水魚の放射能』(水口憲哉)へのご意見・ご感想

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