【特別公開】インタビュー『桜鱒の棲む川』は、私が今まで書いた本の中でいちばん気持ちの入った一冊になりました(水口憲哉)

『桜鱒の棲む川』は、私が今まで書いた本の中で
 いちばん気持ちの入った一冊になりました。

「この本を編集者は当初〝世界で初めてのサクラマス本〟というふれ込みで宣伝したいと言ってきたが…」と、本書のあとがきにあるが、そう言ったのは私で事実である。水口氏はエキセントリックな表現を使いたがる私をいさめ(くわしくは本書を)、つづけて「サクラマスの過去と現在、そしてこれからについてひとつの考え方をまとめたという点において類書がないという自負はある」と書いてくださった。編集者としてにんまりしたくなる。(堀内) …

2010年 5月 11日のエントリです。著者へのインタビュー記事を全文無料公開しています。収録は地震の約1年前。

私は「政権交代はサクラ革命だ」と表現したのですが、どうもその結果がはっきりしてきました。ダム計画をとめられるかどうかは、政治そのものです。つまりは利権で物事が動きます。サンル川、小国川ダムは止められるでしょうが、岩手県の津付ダムをとめられるかどうかは難しいところです。しかし地元住民の熱心な取り組みで、ダムを止められる可能性はまだ残っています。(水口) …

ここで言っている「政権」は、民主党政権のこと。政権を取った後に民主党の脱ダム方針がブレたことを批判している。それが自民党政権になって現在はどうなっているかは、ご存じの通りです。

『桜鱒の棲む川 ─サクラマスよ、故郷の川をのぼれ!』は、たくさんの方へもっと読まれてほしい一冊です。本当に。

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