「あの、ここらへんをもうちょっと…」

写真は、過去30年間、海フライで30万尾の魚を釣ってきた鹿児島市のフライショップ夢屋、中馬達雄さんのFacebookから。

『葛西善蔵と釣りがしたい』の本文でも勝手に中馬さんのことを書かせてもらいました。

中馬さんにもそうですが、9万字超えのこの本を〝ひと息で読んだ〟と何人かに言ってもらいました。読みづらいと言われるのは、リーダビリティ命の立場的にツラいから、ありがたいです。

とはいえ、大事なのはひと息で読みきってもらったとして、読んだあとにかすかな引っかき傷というか、澱のようなものでも残ったかどうか。ほんのちょっとだけ、きもちがラクになったかもしれない、でもいいです。

あれこれ考えると、ふて寝したくなる。

雑誌の寄稿者さんへ「あの、ここらへんをもうちょっとなんとか…。」とか、適当に文句言ってるほうが、何百倍もラクだ。

いや、適当に言ってるわけじゃ、ないけれど。

(堀内)

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