地方小だが、ここは書籍だけの取次で、かつて『本の雑誌』も『広告批評』もそのように流通していたのであり、書店市場の変化の影響を最も受けていると思われる。それはもはや少部数出版物を仕入れる機能を失ってしまった、大量販売一辺倒の書店状況を反映している。
今年に入っての雑誌返品率だが、書籍を上回り、1月、4月、5月は40%を超え、5月は何と42.5%に達している。異常な事態であるし、これは出版業界においても前代未聞の状況を迎えているのだ
↑ うちの返本はぜんぜんこんなことはありません。おかがさまでありがたいことです。
とはいえ、いい話のまったくない出版状況クロニクル62。
ごまめは大海を語らず、目前に迫った波越えに注力するのみ。
『フライの雑誌』第100号の発行まで、あと一ヶ月。