『葛西善蔵と釣りがしたい』を増沢信二さんに紹介していただきました。

著者は、『フライの雑誌』編集発行人の堀内正徳さん。ゴッツウ、オモロおまっせ!言葉は脈動、文章は躍動しとります。「こんがらがった人生のステキな脇道」とあるように、“指南書”ではなく“指標書”的色彩の好書。小粋な教示に溢れとりますヨ、それもクスッと笑えるような質とフラットな目線からの(←コノあたりがムズカシイのだ、文章書きにおいては)。

名著『フライフィッシング・マニュアル』などの多くの著書を持つ増沢信二さんが、新刊『葛西善蔵と釣りがしたい』紹介してくださいました。過分なるおほめの言葉をいただき恐縮しています。

リンク先の記事で増沢さんがご指摘の通り、一人称の選択には悩みます。20代の頃、わたしは西山徹さんの「ボク」に憧れて、自分の文章でも「ボク」を真似してみたことがありますが、こっ恥ずかしくて鼻血が出そうになりました。

西山さんのあの誰にでも愛されるフレンドリーなキャラがあってこその「ボク」なのでした。ボクには「ボク」はムリ。

増沢信二さんには以前『フライの雑誌』へも〈私的フライ・オリジナリティ論〉、〈ストレッチアイ〉、〈フライファン「適正増」戦略のご提案〉といった人気連載をご寄稿いただいています。
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