今日のお昼のいつものおそばやさんで見つけた1983年のゴルゴ13。タイトルは「2万5千年の荒野」。
LA近くの原発の所長が、本社政界と結託して〝小さな〟事故を隠す。ミスがミスを呼んで一気に暴走を始める原子炉。「冷却できない!」という悲鳴が飛びかう。
600万人のロス市民へ襲いかかる放射能を食い止めようと、技師と現場の労働者たちが命がけでがんばる。
なんとか炉心溶融を防いだ技師(黒い眉毛の人)は、しかし大量の放射能を浴びて、炉の前で倒れる。いくら600万人を守ったからって、そんなので死ぬのはやだな。
断末魔の技師に、Gが火のついたタバコを手向ける。火気厳禁よ。
少なくとも原発に関してこの20年間、人類はなんにも進歩してないらしい。
福島じゃ炉心溶融した。
いつも通りおそばはおいしかった。