おっさんは荒野をめざす。

10代半ばのころ、REIのデイパックにエサ竿とルアーロッドとフライロッドのパックロッドを突っ込んで、立川から青梅線で奥多摩へ通った。

川へ降りるといつもフライロッドから先に取り出すのだけど、必ずやとっととしまわれ、すぐにルアーロッドが出てきた。そしてもちろん全然うまくルアーを操れず、ボウズのままとぼとぼと帰路につく哀しい少年の日々がつづいた。

ああ、あのころ「ルアーマガジンリバー」誌があったなら、わたしはいまこんな仕事をしていないだろう。

そんな風に遠目になっている40代半ばのおっさんのお盆休みです。(うざー)

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フライの雑誌社の新刊『葛西善蔵と釣りがしたい』|おっさんは荒野をめざし、手前で倒れる。そういう本です。
おっさんは荒野をめざし、手前で倒れる。そういう本です。| フライの雑誌社の新刊『葛西善蔵と釣りがしたい』