名 称 Japan Fishing Festival 2014 ~国際フィッシングショー~
主 催 一般社団法人 日本釣用品工業会
後 援 経済産業省・神奈川県・横浜市・公益財団法人 日本釣振興会(いずれも予定)
会 期 2014年3月21日(金・祝)~23日(日)
会 場 パシフィコ横浜展示ホール(神奈川県横浜市西区みなとみらい1-1-1)
2014年の「Japan Fishing Festival 2014 ~国際フィッシングショー~」では、〈フライフィッシング・パビリオン〉が登場するそうです。
かつて、国際フィッシングショーではフライフィッシング系の出店が豊富で、ショーの会場でフライフィッシングに興味を持って、新しくフライを始める方もたくさんいらっしゃいました。それがいつのまにか、当時ブームの最中にあったフライフィッシング業界だけが(おそらく調子づいて)、フィッシングショーの枠組みから外れ、独自の別イベントを組むようになりました。
それはそれで業界の方々が奮進大汗して運営してこられたわけだけれども、結果的にはフライフィッシング業界が孤立ムラ化して、せっかくフライフィッシングに興味を持ってくれていたかもしれない、他の釣りを楽しんでいる新しい釣り人の参入の機会を、自ら断ったかたちとなりました。ひいてはそれが、というよりそのようなフライ業界の姿勢が、フライフィッシング・ブームの退潮を招く一要因になったとわたしは思っています。
フライフィッシングに限らず、釣りをのんびり楽しむためには釣り人は少ない方がいいのは当たり前です。しかしあまりに関わる人間の頭数が少なくなり、市場が縮小してしまっても、文化としての多様性や連続性に支障が出てきます。フライフィッシングの市場はここ10年ほど明らかに縮小の一途をたどっています。それは寂しいことです。
来年の「Japan Fishing Festival 2014 ~国際フィッシングショー~」では、この〈フライフィッシング・パビリオン〉を通じて、ショーに来てくれたたくさんの人々に、〝色々な釣りがあるなかで、フライフィッシングというちょっと毛色のかわった釣りもあるよ〟と知ってもらえるでしょう。
釣りはわりとなんでも好きだけど、なかでもフライフィッシングが大好きな一釣り人として、素直に〝うれしいナ〟と思います。