芸術新潮のつげ義春特集を読んでる。つげさんの近影がたまらない。もったいないからここにはそのお姿は載せない。つげさんファンならぜったい購入しましょう。
それにしてもインタビューの76ページ、芸術新潮の編集部が葛西善蔵を知らないとは。古木鉄太郎だ宮地嘉六だなんてさすがつげさんだけれど、つげ義春の特集を組むなら編集部的には葛西善蔵くらいは押えておくべきだろう。しかも編集部が葛西善蔵を知らないことを編集で隠していない。
これはつまり、「葛西善蔵など知らなくとも、芸術新潮の編集部的にちっとも恥ずかしくない。だって葛西善蔵とやらは、つげ義春が好むくらいなウルトラマニアックな作家だろうから」、という芸術新潮編集部の判断か。
『葛西善蔵と釣りがしたい』なんてタイトルの本を今年出した身としては、色んな意味でショッキング。
※それともこの「編集部: 知りません。」は「加能作次郎や古木鉄太郎、宮地嘉六は知らないけど葛西善蔵は知っている」という意味なのだろうか。
追記: その後、芸術新潮編集部さんから以下のようなご案内をいただきました。
お買い上げ有難うございます。編集部と申しますか、その場にいた(88)と(れ)が知らなかったのは、加能作次郎、古木鉄太郎、宮地嘉六です。葛西善蔵はさすがに読んでおりますw (れ)”
素晴らしいです。