再掲[3・11から考える釣りと環境シンポジウム]お知らせ・最新情報

[3・11から考える釣りと環境シンポジウム]

2013年12月26日付けの本欄記事で紹介したシンポジウムについて、当日の企画詳細が決定しました。最新情報をご案内します。

◎東日本大震災・原発事故から丸3年を迎えようとしていますが、放射能汚染による自然環境の破壊は回復の見通しが立たず、釣り人や漁協も「今後どうなるのか?」不安を抱えたままです。そこでシンポジウムを企画しました。釣り人だけの集まりではありません。関心をお持ちの方はどなたでも参加いただき、意見交換ができることを願っています。

(事務局作成のチラシより)

日時:2014年2月9日(日)午後1時〜5時

会場:東京・石神井公園区民交流センター 2階
(西武池袋線石神井公園駅・北口前)

参加費:シンポジウムのみ500円/交流会も参加2000円

進行予定:
・開会の挨拶/ミニ講演 加藤恵司「私の釣り人生」
(東京勤労者つり団体連合会名誉会長)
・シンポジム 報告者(各10分) 敬称略
松本喜一(福島県木戸川漁協理事)
岡田直紀(京都大学准教授)
大島肇(東京労釣連事務局長)
渡辺政成(福島県で釣りを楽しむ会事務局)
フロアから自由発言
・シンポジウム終了後同会場にて交流会
(瀬畑雄三さん、加藤恵司さん製作の毛鉤が当たる抽選会あり)

参加できる方はできれば事前連絡を。当日参加も歓迎しますとのこと。

※事務局 渡辺政成さん(電話080-3384-8801)まで



・・・以下、2013年12月26日付けの本欄記事より再掲します。・・・


2013年3月、『淡水魚の放射能』を通じて新しい釣り人のつながりができたことを、本欄で報告した。その際に知り合うことのできた渓流釣り師とそのお仲間が中心となって、来年2014年2月9日(日)、都内石神井公園近くの会場において[3・11から考える 釣りと環境]と題したシンポジウムを開催する。ご紹介します。

釣り人も行政も漁協も 「このままじゃ 共倒れだべ」

東電福島原発事故から今年の3月11日で丸3年を迎えようとしています。原発事故は、多くの人々の故郷や住まい・生活を奪い、まだ15万人近くが慣れない土地で暮らしていると聞いています。

放射性物質は、私たち釣り人が遊びのフィールドとしていた野山も汚し、その被害は福島県外にも及び、深刻さは拡大されています。中でもイワナやヤマメ、ワカサギなど内水面の魚たちへの影響は深刻で、国の基準値を超える河川・湖沼が増え続けています。先の見通しがまったく立たない中、「このままじゃ釣り人も漁協も共倒れだ」との声が各方面から上がっています。

そこで、私たちは「いったい現状はどうなっているのか」「これからどうすればよいのか」、専門家の意見も交えて、率直に気軽に語り合える場を設けてみました。ぜひ、積極的にご参加いただきますようご案内致します。

主催の「福島県で釣りを楽しむ会」さんは、福島県川内村と連携して木戸川流域で放射性物質調査を兼ねた釣りイベントを開いて、各メディアにもとりあげられた。釣り人からみた放射能汚染の問題へ積極的にとりくんでいらっしゃる渓流釣り師の集まりだ。今回のシンポジウムでも、肩のこらない、明るい釣りの未来を見通すための話し合いがもたれるはずだ。

シンポジウムへの賛同者をみると、『フライの雑誌』へも以前ご登場いただいたテンカラ釣り師の瀬畑雄三さん、月刊つり人の山根編集長のお名前も見える。筆者(堀内)も賛同させていただいた。当日のシンポジウムにも参加予定です。(堀内正徳)


チラシ最新版
チラシ最新版

『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著/フライの雑誌社刊)
『淡水魚の放射能 川と湖の魚たちにいま何が起きているのか』(水口憲哉=著/フライの雑誌社刊)

上記のいきさつについては『葛西善蔵と釣りがしたい』にも書いた。
上記のいきさつについては『葛西善蔵と釣りがしたい』にも書いた。