ミシシッピアカミミガメは特定外来種ではありません Post:2014/2/32014/2/3 2014年2月2日、山梨県立富士湧水の里水族館へ。ここの魚はいつ来ても状態がよろしくない。病魚率が異様に高いのが気にかかる。遊びに来ている子どもらが水槽へギュウギュウに詰め込まれた魚を見て「お魚たくさん」と喜んでるのが余計につらい。典型的なポップアイ症状。去年も一昨年に来た時もこの水槽はまったく同じ状態だった。病魚を展示していることに水族館として疑問を感じないのだろうか。それともブラックバスだからどうでもいいということなのだろうか。とすらかんぐってしまう。ニジマスには「外来種」マークをつけるがブルックトラウトは「カワマス」だから、外来魚マークはつけないらしい。ミドリガメ(ミシシッピアカミミガメ)に「特定外来種」マークが貼ってあった。これは明らかに間違い。リファレンスのお姉さんに「表示が間違っています」と伝えたら無表情で「では飼育員を呼びます」。出てきてくれたお兄さんによると「つい最近、今年になって環境省がミシシッピアカミミガメを特定外来生物へ指定する方針を発表しまして…」と言う。「それは知っています。でも今ミシシッピアカミミガメは特定外来種ではありません。明らかに間違いですよね」。自分でもめんどくさいおっさんだと自覚しつつ、大事なことだ。意図は伝わり、表示を正してくれるらしい。タガメはかっこいい。水族館で繁殖して増やしてほしい。 ・ 『魔魚狩り ブラックバスはなぜ殺されるのか』水口憲哉(著) 2005年3月10日 第3刷