メイド・イン・ジャパンの日が昇る|塩澤美芳さん(83歳)へのロングインタビュー

『フライの雑誌』第101号の第3特集は、人気シリーズ「日本フライフィッシングの軌跡」の第4回。「メイド・イン・ジャパンの日が昇る」と題して、塩澤美芳さん(83歳)へのロングインタビューを敢行しました。戦後の六角竹竿から国産グラスロッドの登場まで、知られざる興味深いエピソードが満載です。この大特集(なんと18ページ!)を、たったひとりでまとめてくれた凄腕のフリーライター、稲垣宗彦さんからのコメントを紹介します。

そろそろ釣具店だけでなく、大きな書店などにも並ぶ頃かと思いますが、「フライの雑誌」の最新号である、第101号記念号に原稿を書かせてもらいました。特集3「日本フライフィッシングの軌跡 IV メイド・イン・ジャパンの日が昇る」というインタビュー記事で、大事な大事な釣り友達である、飯田の御大こと、株式会社天龍の創業者、塩澤美芳氏にうかがった話しをまとめたものです。インタビューの音声ファイルは5時間におよび、誌面に反映できたのは、その半分くらいでしょうか。

御大はまさに釣具業界の生き字引的存在。その思い出話は尽きることなく、Shakespeareの製品やLew’s Speed StickといったルアーロッドをOEMで生産していた頃の話しも伺ったのですが、フライの本だけにそれらは泣く泣く除外しました。とはいえ、ルアーな人におなじみのリール「Abu Ambassadeur」にまつわる、ちょっとびっくりするようなエピソードも混ぜてます。

フライな人だけでなく、釣りを趣味とする人なら、きっと楽しんでいただけるものになっているのではないか、なんて思います。いや、これは筆者の力量は関係なく、ひとえに話者のおかげ、なんですが。今回、載せられなかったエピソードについても、機会があれば、ぜひどこかで発表したいものです。

「フライの雑誌」最新号、もし見かけたら、ぜひお手に取っていただけると幸いです。でも、あらかじめ言っておきますが、立ち読みでは読み切れないほどの分量があります。できればお買い上げいただけると、私に原稿を発注してくれた編集人のおっちゃんが喜びます。もちろん、私も喜びます。よろしくお願いします。

ちなみに稲垣さんは、第99号の特集「はじめてのフライロッド!」の巻頭で、必要以上にうれしそうに市販フライセットを振り比べていた二人のおっちゃんの内の、ひとりです。わたしより見た目はおっちゃんなおっちゃんに、おっちゃんと呼ばれるのはたいへん遺憾です。

今号の特集記事は、そんな稲垣さんの超力作です。ぜひお手にとって愉しんでください。

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『フライの雑誌』最新第101号記念号|第101号はカラー大増ページ&特集が3本立て
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『フライの雑誌』第99号
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