●3月に立教大で、『子孫を残そうに日本の自然を!(ママ) 〜つくろう、ブラックバス駆除ネットワーク〜』という政治集会が行われます。主催:立教大学ウェルネス研究所、共催:自然との共生を考える国会議員の会、全国内水面漁業協同組合連合会、生物多様性研究会。ここまではありがちな面子として、後援:朝日新聞社、読売新聞社、毎日新聞社、産経新聞、東京新聞、日本経済新聞、他となっています。社会状況を冷静に見定めるべきマスメディアが一斉に足並みを揃えて特定の政治運動を後援するのは、ジャーナリズムの自殺行為です。各社の意識を疑います。
●基調講演は将軍様、小池百合子環境大臣です。題して「私がオオクチバスを指定した理由」だそうですが、強腕っぷりへの期待が大いにふくらむタイトルです。挨拶者として、桜井新・全国内水面漁業協同組合連合会会長がついに公の場に姿を現すことも、注目されます。白色彗星を倒したら帝国都市が現れ、それも倒したら超弩級戦艦がのっそり出てきた、のはヤマトでした。今回いよいよはっきりしたのは、生物多様性を旗印にしている環境省と、コアユやワカサギを全国へ放流して、国内の生物多様性を攪乱している張本人である全内漁連は仲良しだと言うことです。魚を取り扱うテーマ内容なのに、水産庁がまったく無視されているところも興味深いです。
●共同宣言「私たちは小池大臣のご決断を支持します」「私たちはブラックバス駆除に積極的に参加します」を採択するそうです。勇ましいです。なんというか、おっかない時代になったなあ、と思うのは私だけでしょうか。
※このサイトの表題「子孫を残そうに日本の自然を!」って、日本語的におかしいです。せっかくなので画像をキャプチャーしておきます。
One comment on “おおコワ(c.『魔魚狩り』)”
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2005/2/18 at 12:56
[釣り]ブラックバス撲滅運動
これすごい雰囲気だろうなあ。 簡単なんだよね、敵作ってそれを攻撃して元気を出すのは。 そんなものに振り回されてはかなわない。 外来魚であるワカサギの問題をどう解決するかの方がいいなあ。