ヨーザワの中のひとのブログで遭遇した。1997年か1998年に『フライの雑誌』の創刊10周年でつくったTシャツだ。
斉藤ユキオさんにイラストを描きおろしてもらって、わたしがTシャツ会社さんに製作をお願いした。なつかしすぐる。あれから16、7年もたってしまった。
このかわいらしいブラウン・トラウト君の最後の生き残りが、未開封で袋に入ったまま、じつはまだ編集部の二階でこんこんと眠っている。頭の上の戸袋の奥の方で、じっと息を潜めているのをわたしは知っている。
でもだから、どうだということもない。ひとの社会はそういうこととは関係なく常にうごいている。
次号『フライの雑誌』第102号の編集が、だんだん佳境に入りつつある。昨夜は潜水艦に追いかけられる夢を見た。今夜は飛行機墜ちるかな。
我々も燃え尽きるまでやります。出す前に遅れること考える馬鹿いるかよ。バシッ。
時は来た。それだけだ。
.
.