「新潟県・柏崎港西防波堤が本開放!」

 新潟県は6月19日、柏崎市番神の柏崎港西防波堤の一部を『柏崎港西防波堤管理釣り場』として6月20日から開放すると発表した。

 同堤防では、過去に不法侵入した釣り人の転落事故などが相次ぎ、平成20年の転落事故を機に完全に釣り人が立ち入れない状況が続いていた所。しかし、多くの釣り物が釣れる好釣り場であることから、釣り人等からの開放要望が出されていた。新潟県は、それを受け、既に新潟東港第2東防波堤を運営管理しているNPO法人「ハッピーフィッシング」(本間陽一理事長)に5月27日から6月9日まで運営を任せて試験開放した。その結果、期間中1439人が利用し、事故等がなかった事から安全管理に問題ないと判断、開放が許可された。

 開放初日となった20日は、同地区に突風注意報と雷注意報が発令され、無念の閉鎖となったが、21日(土曜日)は通常通り開放となった。新潟県からの発表が開放日前日だったこともあり、この日の入場者は50人と少なかったが、魚は釣れた。特にクロダイは好調で49cmを頭に18匹、内15匹が40cm以上の大型だった。また、シロギスも好調そのものでやや小型は多かったものの2時間で60匹を釣った人もいた。

 翌22日の日曜日は、朝から雨が降り続き、一時は大雨になってしまった。そのため午前中の入場者は少なかったが、午前10時過ぎには雨がやみ、徐々に釣り人は増え、最終的には土曜日とほとんど変わらない48人が入場した。この日も釣果は絶好調。クロダイは50cmを頭に23匹、シロギスは束釣り(100匹以上)した人もいた。

 その他にも32cmのマコガレイ、50cmオーバーのマゴチ、1kg級のモンゴウイカ、20~30㎝級のカサゴにソイ、更に試験開放の時には2㎏を超えるマダイも釣れている。地元のベテラン釣り師は、「今後、アジが回遊してくればイナダ・ワラサ、サワラなどの“青物”も回って来る」と話していた。

 開放されたのは、入口から内側1000m=消波ブロック側は立ち入り禁止=の区域。開放期間は毎年3月1日から11月30日までで、利用時間は原則として日の出から日没まで(6月中は午前4時15分から午後7時まで)。1日の利用料金は消費税込みで大人600円、高校生400円、中学生300円、小学生200円。その他、65歳以上を対象にしたシルバーパス、20枚綴りの回数券(いずれも6000円)も販売されている。また、防波堤への入場にはライフジャケットの着用が義務付けられている。柏崎港観光交流センター“夕海(ゆうみ)”の中に「ハッピーフィッシング柏崎」の事務所がある。

 同釣り場は、風速や波高が基準以上になると、閉鎖される。閉鎖情報や釣果情報は『柏崎港西防波堤管理釣り場』のHPか電話(0257・47・7464)で確認出来る。

(釣りビジョン・野口哲雄)

小社も参加している釣りジャーナリスト協議会のメーリングリストによる配信から。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

s-P6210101

s-P6210106

s-P6210127

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

スクリーンショット-2014-06-23-20.12.20

スクリーンショット-2014-06-23-20.12.15