102号で印象に残った記事
・彼岸の川にて(樋口明雄)
・日本釣り場論(櫻井政和)
・そんなたいそうな(真柄慎一)今までになく、読みやすくて驚いた! 文字も大きくなったような、何故?
「読みやすい」と感じていただいた理由には、まず、第102号の各掲載作品の文章レベルの高さがあると思います。
と同時に物理的な変化として、じつは第102号で、小誌はデザインを読みやすくリニューアルしています。具体的には、文字をほんのすこし大きく、文字組をできるだけシンプルに、書体をきもち濃く太くしました。
すぐにお気づきになるとは、お目が高い。
おどろき、うれしいと同時に、小誌の読者のするどさを改めて突きつけられた思いです。まるで毛バリを一瞬で見切るサカナの鋭利な視線のようです。
個人的にも、写真の薄アミの上にびっしり全面載せられた必要以上に細かい文字は、見るだけでウッと胸がつまるお年頃になってまいりました。
『フライの雑誌』は、読者の皆さまにとっての面白さ、読みやすさ、手元に置いておきたくなる愛着を、なによりも大切にします。
いつまでも飽きのこない誌面をお届けしてまいります。