おさーん通信 vol.4

おさーん通信 vol.3から続く

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明日から東北へ遠征。
仕事だよっていうと、釣りでしょ、っていう。
取材だよっていうと、でも竿持っていくんでしょ、っていう。
パパを信じて。

信じられないかもしれないけど、
これがパパの仕事なんだよ。

マツタケはそのまま焼いて岩塩でいただくのがとてもよいですねとわたしは思います。

トレードマークは真っ赤なスーツ、松島みどり(新法相)に殺される死刑囚に同情する。

3泊4日で川歩きして帰ってきたら、メールボックスが腹ぱん。これからストマックかけるとこ。

カウンターの隣で若い女子をいっしょけんめい口説いてたインテリ風親父がフラレたなう。女子、とつぜんさッと立って帰っちゃった。出来たての「ナポリタン」を前に親父がしたうち。ざまみろ。

カブラー斉藤氏が三ヶ月ぶりに電話に出た。最近の釣りの話、フライタイイングの話などで長電話。この三ヶ月、カブラーの留守電へ何回もメッセージを入れたのに、ことごとく無視したことは一切謝られず。こちらもあえて突っ込まず。こんな感じで20年の付き合い。

ああ愛しのセイコーマート!

大事な電話は、釣りをしているときに限ってかかってくる。当然出られない。釣りより大事な電話なんてないからだ。

孫の孫が売りの竹田なんちゃらさんの講演会へそのまんま東さんが出かけて〝とても新鮮で勉強になった〟とうれしそうにコメント。もう最高のカップリングだね。

先週釣ったヤマメくん、厳密な写真判定により、尺あったことが判明。釣った魚のサイズなんてどうでもいいことですけど、尺はあったよ、ということはとりあえず言っておこう。

編纂に24年5ヶ月かかった昭和天皇実録が公開。時間かかりすぎだろ。親方日の丸出版社はのんびりしていていいな。

次号103号は11月上旬に発行することに決まった。2014年は『フライの雑誌』を4冊だすつもりだったのに、どう考えても101、102、103号の3冊しかでない。おかしい。どこかで足し算を間違えた。

高級海上釣り堀へ行ってみたいが半日1万円超ではお試しも無理。

それにしても今日のNHK7時のニュースの論調は籾井会長品質があからさまだった。ひどいものだ。これで受信料とろうというのだから。

「練馬サーモン」@としまえんって初めて聞いた。勉強不足で恥ずかしい。しかし正直なところむしろ知りたくなかった気もする。

加害企業の東京電力を報道被害者にもり立てて、事故を起こした現場の責任者は英雄扱いかと。なんとも。

えらぶる朝日新聞はわたしもきらいだが、朝日新聞をこの時とばかりに束になって叩こうとする人々の浅ましさったらない。

NHKと産経・讀賣の区別がつかなくなった。

新しく知り合う取材先のキーマンが以前はかなり歳上だったが、最近は自分と同世代かむしろ下になってきている。皆さん社会の中枢でいい仕事をしてらっしゃる。えらいなあ。ぢっと手を見る。

あべしにとって都合のいい風がずっと吹いてる。止む気配もない。ひでぶ。

漁業権を持つ漁協がダム行政へ加担してはどうにもならない。

東北から帰ってきてからこもって仕事してたら調子が悪くなりました。お医者さんに診てもらったら「ああ、これは釣りに行かないと死んでしまうでしょう病だね」と診断されたので、明日とあさっては釣りだ釣りだ。

「命令違反」かどうかは、だれかの命令の下に生きてる人々にとっては重要だろうが、さしあたりわたしにはまったく興味のないことだ。だれかの命令で人生すごすなら釣りなんかやってない。

朝日新聞ごときが下手くそに見出し盛るからこういうことになる。東スポを見習え。

だってわたしは釣りに行かないと死んでしまうでしょう病だから。

誰かが釣った立派な魚の写真をFacebookで見る度に、「このリア充め!」とガッデムしています。わたしのFB友はそのつもりで。

旧知の方(女性)へ原稿を依頼したら10日間無視された今日、ぽっと届いたメールで「書くか書かないかこれから考えるネ」だって。気になるのはややこしい書き手ばかりという、マニア誌編集者が逃れられない宿痾。しのごう。

新聞が誤報で潰れるなら残るのは東スポだけ。

前に会った新聞記者さんの印象を4人挙げると、産経はきわめて実直で、朝日は見下してくる無礼者で、毎日は文章が書けず、読売は図々しいチャラ男だった。人物的には産経がトップです。

「頭がよくなる」ゲームとか食べ物とかノートの取り方とかの商品が出回ってますが、頭がいい人はもとから普通にいいので、半分サギのようなものかと思います。「一流の人の時間の使い方」を書いた本も同じ。一流の人はもとから一流です。…身もふたもない。

学生時代からの旧知の女性に約10年ぶりの原稿依頼。すばらしい文章がついさっき届いたところ。こういうとんでもなくレベルの高い文章が、時々さらっと載ってしまうのが『フライの雑誌』の魅力だと自分で思うんだけど。おっかないところでもあるというか。

地元の小学校が、「いま〝江戸しぐさ〟が話題となっています。私たちも〝●●(小学校のある地区名)しぐさ〟を身につけましょう」というプリントを各家庭に配布した。たぶんあちこちの小学校で似たような紙が配られているのだろうな。

釣りマスコミのエラい方はエラいんだから、あんまり底の浅い発言をしないでほしい。「あいつらは一緒くたに、ばかでまとめていいんだよね」と思われる。

これいいかなあと思ったバンドのライブ盤聴いて、MCがばかだと一気に冷める。

ブラックバスのリリース絡みで特定外来生物法を批判する記事を載せたら、電話がかかってきて「おたくの雑誌は反社会的な行為を支持するんですか〜?」と怒られた。産經新聞に。産經新聞にだよ。

アジア大会の中継ひどすぎ。TBSは八百長亀田だけやってりゃいい。

そんなのくだらないから放っておけばいいじゃないかともう一人の自分が言っているけど、いったんムラムラすると放っておけない性分だから今の立場にしがみついてるんだろうなという自覚はある。

何かと権力者の意向にならえが続けば、もの言えば背中が寒い、庶民が息のしづらい社会になっていく。そうなれば自由で楽しい釣りどころじゃなくなる。

多様な意見があるから社会はおもしろい。そう言いきるにはある程度の胆力が必要だ。心根がビビってるやつに限って、声の大きな側につきたがる。

「フフフ… おれは釣り大会なんてお祭りごとには きょうみはない。一人でだまって釣るのがすきな男だ。」(悪いころの魚紳さん)

うちの本をあきらかに読んでくれていない人(困ったことにそういうのはすぐに分かる)に限って、うちのHP上の情報を思いきり曲解し、まるで見当違いの抗議メールを送ってくる。切ない。

死の床で「言い残すこと無いか?」と尋ねた息子に、「『怒らないから言ってみて』と嫁に言われても、秘密は絶対に話すな。」と伝授した『岳』作者の親父さんが素敵すぎる。いまわの際の反省か、秘密を守り通した誇りか。

ハヤ釣りの場合、フライを水面へぽっかり浮かせて視認して釣るのにこだわると、あれくらい難しい釣りもなかなかない。

なんか精神的に疲れたから夜中だけど今から毛バリでも巻くかな。

地方・小出版流通センターさんの「アクセス」誌に書かせていただきました。よかったら読んでみてください。無料ですし。|「1987年創刊、足かけ27年で通算101冊目を発行-釣り専門誌『フライの雑誌』-商業誌でありながら商業主義を否定する」

地域の未来は地域住民が決める。ただし漁協は住民の総意を代表しない。漁協は川を勝手に殺せない。

「ぼろは着てても心の錦」=貧乏なリバタリアンのテーマソング=なんかちょっと情けない感じ? 違うよねえ。

新宿二丁目の「花膳」でわたしが昼ごはん食べてたら制服警官が入ってきて「昨日この近くで殺人事件があって…」とうれしそうに店員へ聞き込みを始めた。「めしまずくなるからやめろよ!」と一喝して撃退したのは、20代のわたしの香ばしい思い出だ。

有史以来、自然のなかの生き物を自分の都合で、右へ持っていったり左へ持っていったり、勝手に増やしたり減らしたりして生きてきたのが人間だ。外来種うんぬんの議論でそこを忘れると、ばかばかしいことになる。

不勉強で知らなかったが釣研のエギングシリーズに「ロンギヌス」という竿がある。エギの名は「メシア」だ。「エギ番長」や「エギザイル」で吹いてる場合じゃなかった。次は「調査兵団ももいろエギンガー48」か。つまんないね。

「おさーん通信 vol.5」へつづく

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釣りだけしてればいいのにね。「葛西善蔵と釣りがしたい」|釣り人なんてどうせはなから酔っぱらいである。
「葛西善蔵と釣りがしたい」|釣り人なんてはなから酔っぱらいのバカです。