「一緒に釣らせてもらっていいですか」 Post:2014/10/292014/10/29 次号103号の入稿が終わったので、川へハヤ釣りに行った。 正確に言うと、入稿が終わったから行ったのではなくて 川へはわりと毎日行ってるかもしれない。 しめしめ、今日はよさそうじゃわい。昨日は夕方から風が吹いてひどいめにあったからのう。 支度をしていたら、川岸に地元の子が現れた。一本しか持っていないと言っていた4番のフライロッドに、ウェーダーとウインドブレーカーを着込んだ完全装備。わたしが川へ入るのをどこからか見ていたようだ。いっしょに釣りをしたいらしい。今日は一人で静かに釣れると思ったのじゃが仕方ない。こないだ会ったときは「宿題なんにもしてない」で釣りに来たと言っていた。「そういうのはよくない。やることはやらなければだめだよ。」とかるく教育してやったのだった。わたしは今日次号103号の入稿が終わったのですよ。 長めのハックルでクリーム色の細いボディのソフトハックルへ、リーダーグリースをちょいつけて水面へ張りつかせ系のドライとして使う。夏場はハイフロートのドライがよかったが、いまはこっちの方がいい。もちろんフライは見えないからライズとカンと心眼であわせる。たいていは着水から3秒の間には出る。アップストリームよりクロス気味に投げたほうがフッキングがいい。でもドラッグがかかると出がよくないし、ハリ掛かりもよくない。といいつつ、ときどきわざとラインをあおって慣性でフライを水面へ浮かせ、ついでに位置を確認するといいかもしれない。フライが動いた瞬間に出ることもある。なあに、いざとなったら下流へ投げてちょいちょいで勝手に釣れるわい。いずれにしてもあわせるときに竿は上げない。ラインを張るだけ。秋が深まるに釣れてハヤもうごく。堰堤の上がいまいちなので下流へ移動した。でもあまり反応がよくない。いっしょに堰堤をくだった地元の子どもはわたしについてくるかと思ったら、自分の判断で向こう側の分流へ入った。ふうん、いいんだよ、そういうことで。自分の行動は自分で考えなさいといつも言っているからな。こちらから見ているとすぐに2、3尾立て続けに釣った。だからわたしがそっちへ「あのう一緒に釣らせてもらっていいですか」と移動。ついでに仕掛けを見せてもらったら、途中で短くなって0Xくらいになったリーダーへ0.6号のハリスをむりやり20㎝くらい足した先に、ふつうの#20のエルクヘアカディスを結んである。「ドライなの?」「バシって出るよ」。そうか。うまくなったなお前は。なんだよなんでもいいんじゃん。 なかなか難しかったが釣れた〜。フラットグリップ化した竹竿がきもちいい(第100号に出てた竿)。ラインはすこし重めで乗る感じの3番。わざとむだに遠投して遠くでかけると楽しくてひいひい言う。 立ち姿が決まってる。ところで宿題やったのかきみは。 . ハヤを釣るなら