羽生ゆずりんはほんと王子様だなあ、とか思っていて、たしか前にも似た感覚を覚えたことがあったはずと、ずっと心に引っかかっていた。
さっき思い出した。小沢健二だ。「頭がいいのは足が速いのと同じですから」とか、20年くらい前にほざいていたオザケンだ。
頭わるくて徒競走でも走る前からビリ確定のおれはどうすればいいんだ、と、当時思ったのだった。今でも思う。
ゆずりんとオザケンはふたごの王子様だ。ゆすりんは宮城出だけど渋谷系だ。ラブリー。にゃろめ。
それにしても「渋谷系」と呟くだけで押し寄せてくる、この巨大な暗黒星雲のような敗北感は何なのだろう。