第104号掲載のエッセイ「川向こう」(2)筆者の四釜裕子さんから。
特集「これが釣り師の生きる道」、加藤るみさん(表紙の方)、田中祐介さん、松田謙介さんなどの「師」っぷりがいい。表紙の犬の視線の先が気になる。
水口憲哉さんの新連載「水辺のアルバム (1) オイカワ」。冒頭で、雑魚、ざこという言葉はどんな魚を言うのかについて、学名にざこという名前がついている淡水魚のなかまがいたこと、それらの属名がzaccoだったこと……。昔、寒河江川にいるさかなはぜんぶザッコだった。
「川向こう 2」書かせてもらいました。バーのお客さんとマスター、藤牧義夫と州之内徹、あなたとわたし……誰もが誰かの川向こうにいるのだなあと。
こちらが「これは」と思った原稿に反応していただけるのは無上の喜びです。しかもそれが名うての書き手&書評家&編集者である四釜さんからなら。ありがとうございます。
四釜さんがすくいあげて彩りをつけてくれた「川向こう」という言葉を、とても気にいっています。