今日は君の日だった。 Post:2015/3/242015/3/24 第104号が出たので今日は秩父で釣りだ釣りだ。春だし。 お手製フラットグリップのロッドとヤマメ。この竿のオリジナル・グリップはごんぶとだったからフラット化は大正解だった。フラット化のやり方は本誌第100号に。 平野釣具のオリジナルグラスロッドModel 55を初おろしして夢中になっているひと。「これは短い。すごく面白い」。ヘンタイですねえ。 「ライズあるかな」「あるでしょう」とか言いながら勝手にポイントへ向かう地元の子ども二人。無理やり大人用のウェーダーを与えているので、肩ひもがズレるのが気になるらしい。 「俺ふだんはルアーロッドでフライキャスティングを練習してるんだ。」という地元の子ども。6’6″のグラス、6’8″のバンブーロッド、8’3″のグラファイトロッドの3セットを渡して、どれがいちばん振りやすいか教えて、という実験を行った。その結果は…。次号第105号にロッド実名入りで掲載します。 秩父の友人が群馬県松井田のアンクルサムへ行って購入してきた白戸ロッド。みんなで振らせてもらった。いい竿だ。 おいしいものと気のおけない仲間といい釣りと。人生にこれ以上なにを望もう。 秩父の友人がつくってくれたトマトもつ鍋。うまいうまいと、あっっっという間にひと鍋なくなりました。 九州宮崎県の猟師タイヤー、牧浩之さんが自ら獲って丁寧に精肉してくれたキュウシュウシカを七輪で。牧さんのシカは「キセキのシカ」と呼ばれるほどすばらしい。牧さんは単行本をいま一生懸命書きおろしています。 スピナーがたくさん水面を上り下がりしてましたが、釣りにはあんまり関係なし。時々魚がヘッドアンドテールするくらい。 きれいなニジマス。わたしが生まれた時からの大事な友だち。 Rod: Ushyu Rod 8ft #4, 2pc, Yadake(Pseudosasa japonica / known as arrow bamboo), original V-slit grip, a typical limber rod.:第102号の巻末付録ポスター参照。 これはでかかった。地元の子どもが釣った尺ヤマメ。クロスオーストリッチ16番で。フックはもちろんTMC108SP-BL。 『フライの雑誌』第89号と90号で連続特集した島崎憲司郎オリジナルのクロスオーストリッチ。立て続けに魚をかけてこんなにぼろぼろになってもまだ釣れる驚異のフライ。最後に上写真の尺ヤマメをかけてお役御免。クロスオーストリッチが魚をかければかけるほど釣れるのには理由がある。第89号を。 今日はずいぶん釣った地元の子ども。とどめとして終了間際に49、45のニジマス、32のヤマメをいずれもクロスオーストリッチのシマケンコイル仕掛けで、3連続で釣った。コイル仕掛けではあるものの、アウトリガーで魚の動きを見てあわせたとのこと。おそらく5号のナイロンで作った60センチのコイルがショックアブソーバーになって食い込みをよくしてくれたのだろう。周りにほめられて本人は鼻の穴ふくらませ顔を上気させている。今日はいい日だ。君の日だった。