秩父での子どもフライ教室の際に、工房ひわたりの樋渡さんに修理をお願いしていたランディングネットが、ネットの色も生まれかわって戻ってきた。
樋渡さんにサイズや形状で無理を言って作ってもらったこのシンプルなネットとは、もう長いつきあいになる。
このネットで色んな魚を掬っている間に、結婚して子どもが生まれて保育園に入って、小学生になった。うかうかしている間に卒業しそうだ。そのあいだに『フライの雑誌』は40冊以上でた。(どれもオモシロい)
ところがランディングネットの持ち主のわたしは、歳だけとったが中身は進歩がない。人生こんなはずじゃあなかったのが大きな誤算だ。
はやく浸したい、濡らしたい、鱒くさくしたい。
このネットでもっともっと掬いたい。