あのころの日本はとにかく勇ましかったですよ。しかも日本国民の九割は馬鹿でした。話して分かる普通の頭は一割か二割。それは軍隊でよーく分かりました。話そうが何しようが、分からないのが、勇ましさと結びついて、やたらにビンタをするわけです。
確かに勇ましいのは気持ちがいいです。「大和魂」だとか何とか言ってね。でもね、兵隊に行って勇ましくしてると結局死なにゃならん。戦争もその勇ましさが引き起こしたんですよ。
「八紘一宇」だの言って勇ましくして、「天皇陛下万歳」と言って勇ましくして、当時の人は戦争というものを簡単に考えていた。戦後、日本は対外的にもペコペコ国になったけれども、ビンタ嫌いの水木さんはそれでいいのだと思いますよ。勇ましさのためにどんな目にあうのか、水木さんは知ってますからね。
〈「人生をいじくり回してはいけない」水木しげる|ちくま文庫 106頁〉
話そうが何しようが、分からないのが、勇ましさと結びついて、やたらに強行採決しようとする。でも強行じゃない採決って、人道的な死刑とか、平和のための戦争の準備、魚にやさしい釣りみたいなものだ。
※記事の内容とタイトルは関係ありません。










●「なんでオマエは、おれを遮るんだ!」
○「だって、赤信号ですから」
●「オマエ、さっきおれの行動を実力で阻止するって言ったろ」
○「赤信号は危険ですから」
●「赤信号なんかより安保法案の方が危険じゃないか」
○「いやいや、車に轢かれると痛いですよ」
●「オマエの知ったことか!」
○「だからあ」
●「安倍政権妥当!」
○「打倒の間違いじゃないですか」
これはリュックのおじさんの方がバカ。最後の2行は作りました。

![『フライの雑誌』第106号|〈2015年9月12日発行〉| 大特集:身近で深いオイカワ/カワムツのフライフィッシング─フライロッドを持って、その辺の川へ。|オイカワとカワムツは日本のほとんどどこにでもいる魚だ。最近になって、オイカワとカワムツがとても美しく、その釣りは楽しく奥深いことを、熱く語るフライフィッシャーが増えている。今号ではオイカワとカワムツのフライフィッシングを、大まじめに真っ正面から取り上げる。この特集を読んだあなたは、フライロッドを持ってその辺の川へ、今すぐ釣りに行きたくなるでしょう。 新連載 本流の[パワー・ドライ] Power Dry Flyfishing ビッグドライ、ビッグフィッシュ|ニジマスものがたり](https://furainozasshi.com/wp-content/uploads/2015/09/106-cover-m-1.png)
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