オイカワやカワムツはその辺の川にいる。

オイカワのフライフィッシングは面白い。毎日行っても飽きない。

わたしの家の近くにヘンリーズフォークがあれば、ヘンリーズフォークへ通うだろう。ボーンフィッシュフラットがあれば、ボーンフィッシュフラットに立つ。支笏湖の畔に住んでいるなら支笏湖を釣るし、渡良瀬川が流れているなら渡良瀬川を釣るにちがいない。今はたまたまオイカワのいる川のそばに暮らしているから、オイカワの川に通っている。

オイカワやカワムツはその辺の川にいる。それでいてフライフィッシングの面白さの要素をすべて備えている。

今日はなぜか、エルクヘアカディスのドライがよかった。毎日釣っていても、オイカワの気持ちが今ひとつよく分からない。なんで今日はエルクなのか。
今日はなぜか、エルクヘアカディスのドライがよかった。なんで今日はエルクなんですか。
写真じゃよく分からないけどライズの雨。
写真じゃよく分からないけどライズの雨。エルクを水面へパシッと、じゃなくて、ポトンと落としてやる方がよかった。けっこう細かいところで全然ちがう。しかも毎日変わる。毎日釣っていても、オイカワさんの気持ちはあんまりよく分からない。
今日は流し毛ばりにはほとんど反応がなかった。流し毛ばりしかしていなければ、ボウズだったことになる。どんな釣りでも手持ちのコマは色々と持っていた方がいい。
今日はあれだけライズしていたのに、流しバリにはほとんど反応がなかった。流しバリしかしていなければボウズだったかもしれない。どんな釣りでも手持ちのコマは色々と持っていた方がいいみたい。
『フライの雑誌』第106号|〈2015年9月12日発行〉| 大特集:身近で深いオイカワ/カワムツのフライフィッシング─フライロッドを持って、その辺の川へ。|オイカワとカワムツは日本のほとんどどこにでもいる魚だ。最近になって、オイカワとカワムツがとても美しく、その釣りは楽しく奥深いことを、熱く語るフライフィッシャーが増えている。今号ではオイカワとカワムツのフライフィッシングを、大まじめに真っ正面から取り上げる。この特集を読んだあなたは、フライロッドを持ってその辺の川へ、今すぐ釣りに行きたくなるでしょう。 新連載 本流の[パワー・ドライ] Power Dry Flyfishing ビッグドライ、ビッグフィッシュ|ニジマスものがたり
『フライの雑誌』第106号|〈2015年9月12日発行〉|
大特集:身近で深いオイカワ/カワムツのフライフィッシング|オイカワとカワムツのフライフィッシングを、大まじめに真っ正面から取り上げました。この特集を読んだあなたは、フライロッドを持ってその辺の川へ、今すぐ釣りに行きたくなるでしょう。
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バンブーロッド教書 Sante L. Giuliani、永野 竜樹
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