現在発売中の第106号の編集後記です。
●オイカワ/カワムツ(ハヤ)釣り特集はいかがでしたでしょうか。美しい野生魚がそこら辺の川でたくさん自然繁殖しています。魚との出会いが多いので心にゆとりが生まれ、遊び方の幅が広いのが魅力です。ハヤ釣りにはフライフィッシングの全部の要素があります。糸の先についている魚は一緒です。
●今年の浅川は5月の連休から水面で釣れ始めました。8月まで合計53日の夕方を川にいました。川に立てば立つほど、キャストも釣りも上手になるようです。友人もたくさん遊びに来てくれました。近所の子供といっしょに夕焼けの中で釣りするのは平和でいいものです。生きている幸せを感じます。
●今号から新連載2本が始まりました。加藤憲司さんの「ニジマスものがたり」は、貴重なエピソード満載です。北海道の雑誌『釣道楽』編集人、坂田潤一さんの「パワー・ウェット」からは、新しいムーブメントが始まる予感がします。ご注目ください。
●次号第107号では日本のゲーム・フィッシングの発信地、神奈川県の芦ノ湖特集を企画中です。夢いっぱいの特集になると思います。誰も見たことのないスーパー芦ノ湖特集にご期待ください。 (堀内)
第107号の「スーパー芦ノ湖特集」は、前宣伝に恥じないスーパーな特集になりました。次の『フライの雑誌』にも大いにご期待ください。いま最後の追い込み中です。締切という崖っぷちのへりで身体が半分以上もはみ出しているというのに、この禁漁後の渓流を渡る風のように透明な心の清々しさは何だろう。臨死体験?