本誌連載陣、樋口明雄さんの単行本新作『ブロッケンの悪魔』の評判が素晴らしい。下は2.24付けの本欄だ。その後、雑誌、新聞に続々と書評が出始めた。どれもが[大絶賛]と言っていい。それらの中の一部を紹介します。
樋口明雄さんのエッセイ集『目の前にシカの鼻息』も併せ読まれると、物語の舞台となった南アルプスの様子がさらによく理解できます。ページを繰るごとに、北岳をわたる風が爽やかに頬を撫でてくれることでしょう。
わたしはこの本を東京から博多へ釣りへ行く途中の、暖房が効いたのぞみ号の車中で読みはじめ、ふと気づくと名古屋・新大阪をすっとばして岡山の手前だった。…『ブロッケンの悪魔 南アルプス山岳救助隊K-9(ケーナイン)』は樋口明雄さんの最高傑作といっていい完成度だ。書店業界の目利きと意識の高い系の読者からの評価が高くて、発刊以来、品薄が続いているらしいのは頷ける。気になっている方は一刻も早く入手することをおすすめします。
(『ブロッケンの悪魔 南アルプス山岳救助隊K-9(ケーナイン)』(樋口明雄著)書評) 2/24付本欄