2016年5月7日、横浜関内のラジアントホールで、湘南プロレス横浜大会が開催される。高杉正彦40周年カウントダウンスペシャル第二弾である。前回「第一弾」は去年の6.27に同場所で開催されているが、わたしはきっちり行っている。
前回の参加レスラーは、旧姓・広田さくら選手、矢口壹琅選手、息子・高杉祐希選手、関本大介選手、バッファロー選手、加藤悠選手、大仁田、ウルトラセブンの高杉正彦選手、日向小陽選手、松崎和彦選手で、くわえて加藤さんのご母堂である清水節子さんのミニ歌謡ショーがあった。メインイベントは「大仁田厚&高杉正彦&高杉祐希 vs 矢口壹琅&松崎和彦&バッファロー」であった。この選手ラインナップを聞いて興行の雰囲気を理解できるプロレスファンはそうそういないと思う。
正直申し上げて、わたしは個人的にFMWのむかしから、後に自民党代議士になった大仁田さんが、とても嫌いである。だけれども、プロレスラーとしての大仁田選手の実力は認めざるをえない。試合内容じゃなく、アピール力と存在感においてという限定である。2015.6.27の横浜大会での大仁田選手の入場には、大仁田嫌いのわたしでも萌えた。「いやよ、いやよも好きのうち」という、おぞましい慣用句を思い出してしまったほどである。
今回も大仁田選手は登場する。セブンの息子の高杉祐希選手のぷよぷよした肉体が果たしてレスラーっぽく変貌しているのかいないのか、レスラーとして優しすぎる性格から脱却できたのか、父上のセブンとの連携は今度こそうまくいくのか。今回初登場のうたのゲスト、矢口早苗とフライドチキンさんも気になる。ダンプさんのカードはどんな扱いになるのか。誰とやるんだろう。大仁田とダンプさん見るだけでも素人さんは満足するに違いない。雷神・矢口って、ちょっと前は「愛鷹山のウシ」だった人だと思うのだけど、ちがうのかなあ(棒読み)。あと、前見てよかった日向小陽選手は今回も出るらしい。好きなタイプです。
最近は役者業にのめりこんでいるような、バッファロー選手を見られるのも楽しみだ。バッファロー選手は元若社長だけあってこういったカオスな興行をきっちり締めてくれる。去年バッファロー選手のTシャツを買ったので、それ着て行こうと思う。
平成に入った頃からプロレス界はインフレに突入していて、素人との境が分からないような自称プロレスラーも多い。この湘南プロレスには、昭和のプロレス会場を思い出させてくれる独特のほのぼのした雰囲気があって、観戦後は毎回とても気持ちよく家路に着くのである。行けば分かるさ。