おススメ新刊『熊!に出会った襲われた その時クマとヒトはどうしたか? 超リアルな実録体験談』(つり人社書籍編集部)

釣り人はもちろん、どなたにでも薦めたい面白くま本が出ました。渓流釣り師なら見知った川の名前がポンポン出てくるので、思わずページに顔を近づけてしまうでしょう。日本のくまのフィールド・リサーチ資料として一級品。おそらく突貫で企画編集しただろうタイムリーな仕事にも拍手です。

新刊『熊!に出会った襲われた』
つり人社書籍編集部

よく分かってない地方行政がつくった看板みたいな、くまステレオタイプなタイトリングと装丁はもったいないと思います。
よく分かってない昭和の地方行政がつくった看板みたいな(あるいはお土産物屋のTシャツみたいな)、くま怖いぞ〜的ステレオタイプなタイトルと装丁。中身はいいのに、ガワはこういうノリになるのが不思議。共存とか保全とかとは遠い世界。たぶんここら辺に日本の社会における「くまの立ち位置」が現れてるんじゃないかと思いました。
手元のくま資料から。「北海道の野生動物」(ソーゴー印刷刊)は神田の鳥海書房で発見。これは面白本。
手元のくま資料から。「北海道の野生動物」(ソーゴー印刷刊)は神田の鳥海書房で発見。これは面白本。
くま博士のクマの本 クマと遭ったらどうなるか7 山﨑晃司さんインタビュー
くま博士のクマの本
クマと遭ったらどうなるか7 山﨑晃司さんインタビュー|『フライの雑誌』第107号巻頭
山﨑晃司さんインタビュー|「フライの雑誌社では山﨑晃司さんの〈楽しく読めるクマ本〉の刊行を予定している。その打ち合わせも含めて、東京農業大学の山﨑さんの研究室を訪ねた。...なにごとかをひたすら追究する一流の研究者は、その相貌が対象物にだんだん似てくるものだ。山﨑さんの場合は、右ページの写真で一目瞭然のように、どう見ても〝くま〟である。優しいくま。あえてひらがなで〝くま〟と書きたい。「この本はぜひ若い人に読んでもらって、次世代への種まきをしたい。そしてフィールドワークの楽しさを知ってもらいたい。」(山﨑さん) くま博士のクマの本にどうぞご期待ください。」(『フライの雑誌』第107号から)
山﨑晃司さんインタビュー|「フライの雑誌社では山﨑晃司さんの〈楽しく読めるクマ本〉の刊行を予定している。その打ち合わせも含めて、東京農業大学の山﨑さんの研究室を訪ねた。…なにごとかをひたすら追究する一流の研究者は、その相貌が対象物にだんだん似てくるものだ。山﨑さんの場合は、こちらの写真で一目瞭然のように、どう見ても〝くま〟である。優しいくま。あえてひらがなで〝くま〟と書きたい。「この本はぜひ若い人に読んでもらって、次世代への種まきをしたい。そしてフィールドワークの楽しさを知ってもらいたい。」(山﨑さん) くま博士のクマの本にどうぞご期待ください。」(『フライの雑誌』第107号/2015年12月掲載)
『フライの雑誌』第107号|特集◉再発見・芦ノ湖の鱒釣り
『フライの雑誌』第107号|特集◉再発見・芦ノ湖の鱒釣り