「この世界の片隅に」

映画「この世界の片隅に」を今ごろ観たんですが、同じ時代を扱っている映画「風立ちぬ」の8億倍よかったです。

> キモおっさんの妄想ご都合主義とはなにか(2014年1月12日)

話題になればなるほど観るかどうするかほんとに悩んでいたんだけど、「シン・ゴジラと君の名は。観たら負けだと思ってるから、あたしは。」の阿佐ケ谷吐夢の和子さんが観に行ったそうで、「観たほうがいい?」と聞いたら、「観たほうがいいよ。」と答えてくれたので観に行きました。映画観た帰りに丸善多摩センター店へ入ったら、平台に原作本を発見。書店員さんの手書きPOPで映画を紹介していて、「男女が夢の中で出会ったり、未知の巨大生物が暴れたりの派手さはありませんが、ぶっちゃけ面白い!」みたいに書かれていて、だから原作本も読むべしと。はい、買いますと、迷わずその場で全巻大人買い。書店員さんリスペクト。さっそく原作本も一気読み。同じ原作ものでも、映画「この世界の片隅に」の制作姿勢と、宮崎駿さんが映画「風立ちぬ」でやったこととを並べてみると、まあ月とスッポンどころじゃない。お月様はさんぜんと輝きつつ、スッポンに失礼という感じです。(遊郭のりんさん問題はあるにせよ) タイトルがもし「こんな世界の片隅に」だったらずいぶん印象違うよねえフと思っていたのだが、映画観て原作本読んで、わたしのそんなねじ曲がった心も吹き飛んでしまいました。
『フライの雑誌』第110号|特集◎ベストなベスト 理想のフライベストとその中身 The Best of FLY VEST
おかげさまで好評です。 『フライの雑誌』第110号|特集◎ベストなベスト 理想のフライベストとその中身 The Best of FLY VEST