雑誌「オーシャンズ」で「山と河が僕の仕事場」が紹介されました

スーパー・オシャレな雑誌「オーシャンズ」で、フライの雑誌社の本、「山と河が僕の仕事場」が紹介されるという奇跡が起きました。

評者は荒井隆宏さん。「オテル・ドゥ・ミクニ」に勤め、現在は新橋でペルー料理店「荒井商店」を営んでおられます。NHKの「キッチンが走る!」に出演されるような話題の料理人さんです。発行部数がとても少ない「山と河が僕の仕事場」が荒井さんの目にとまったのは、たいへんな僥倖です。「山と河が僕の仕事場」を見つけてくださって、本当にありがとうございますと言いたいです。

..フライフィッシング用の毛鉤職人で職業猟師の著者が、毛鉤のための素材を集めているうちに狩猟まで始める姿は純粋そのもの。やりたいことを追究し仕事にしてしまう姿は、とても素敵ですね。
僕は「オテル・ドゥ・ミクニ」を辞めるとき、「趣味と仕事を両立するのは美しくない」と言われました。でも、申し訳ないけど僕の生き方は違う。趣味も仕事も思いきりやって、彼に認めてもらえるよう意地でも頑張っていきます。
(雑誌「オーシャンズ」2月24日発売4月号 活字中毒者の読書日記より)

著者の牧浩之氏は、「オーシャンズ」の読者層37.5歳世代にどんぴしゃり。牧さんはバリバリの都会育ちだし、ルックスはよく見れば「オーシャンズ」が似合いそうなオシャレ系。それでいて中身は筋金入りの釣りバカで、情に熱くて泣き虫で、きわめて頑固なヘビメタ猟師です。

都会を捨て宮崎県高原町の山と河で獲物を追いかける生活を選んだ牧さんの熱さと、荒井さんの「意地」がどこかでシンクロして、本を通じて二人を引き合わせてくれたのかもしれません。荒井さんには続篇、「山と河が僕の仕事場2」も楽しんでいただけると思います!

雑誌「オーシャンズ」2月24日発売4月号
雑誌「オーシャンズ」2月24日発売4月号 活字中毒者の読書日記
重版 山と河が僕の仕事場|頼りない職業猟師+西洋毛鉤釣り職人ができるまでとこれから(牧浩之著)
新刊 『山と河が僕の仕事場2 みんなを笑顔にする仕事』(牧浩之著)
『フライの雑誌』第110号(2016)