お姉さんは「釣れたっ」と叫んだ

午前中だけ桂川忍野地区へ行ってきました。
写真で紹介。

地元のおじさんが釣っていた。釣れますか?「だーめだ、なーんにも釣れねえ」。そうですか。
まあ色々あって、
オオクマっぽいのがぱらりと出たのを見たのでまあこんな感じので釣りたいかなと
引く引くー チーッ
げっと
ちょっといい感じのお姉さんが一人で釣っているのに遭遇。当然声をかけた。「忍野は数年ぶりでよく分からないんです。」とのこと。「フライ失くしちゃってあまり残ってないや。フフ。」と寂しそうにおっしゃるので、
お嬢さん、僭越ながらわたしのオポッサムのビーズヘッドニンフ(第98号参照)をプレゼントしましょう。「えー、いいんですか。」。いーから、いーから。そこの瀬に流してみてクダサイってば。
何回か流しているうちにドスン。お姉さん「釣れたっ!」と叫んだ。まじか。しかもすげえでかい。「つ、つよい、どうしよう」。どうしようじゃなくて、がんばれチヨジ。お姉さん両手で必死にフライロッドを支えながら叫んだ。「こ、この、お魚、おうちへ持ち帰りたいです!」。了解、おじさんがひわたりネットで掬ってあげますよ、それーっ!
おー、でかい。「釣れました!やった!」。いやあ、お姉さんすごい、ほんとに。「ありがとうございます。おじさんがくれたフライのおかげです。」。いやあ、それほどでもある。これはシマザキさんに教えてもらったオポッサムのニンフです。くわしくは111号をご参照ください。「このお魚はハーブ焼きにして今夜のおかずにします。ダンナとコドモが喜びます。」。 …あ、そうすか、お姉さんはご家庭持ちでしたか。しかもお子さんまでいらっしゃると。いえ、なに、釣れてヨカッタ。忍野のきれいな水で大きく育ったニジマスのハーブ焼きを、ご家族で楽しんでクダサイ。またいつかどこかで。では!
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